妹のきんかんはお姫様ものが大好きだ。
お城見学に誘うと嬉々としてついてくるのはお城にいるとお姫様気分になれるからだそうな。
そのきんかんが鵜島と能島の間の荒神の瀬戸の流れを見ているうち何を思ったか制作をやめてしまった。
お姫様好きのきんかんは大三島に伝わるつる姫伝説を作品にするとおもっていたのにガッカリ。。
不思議なことに荒神の瀬戸へ降り立つ前は作品ができない不安でいっぱいだったが現場に立ってみると次々とイメージがわいてくる。
つる姫伝説は大三島が舞台だが同じく水軍が活躍する。
能島をバックに”つる姫と安成”
つる姫は16歳で戦死した兄に代わって攻めてくる大内群を撃退。
18歳で恋人の安成の戦死により再度大内群を撃退するが小舟で沖へ漕ぎ出し自殺。
大事な人たちを戦いにより次々と失っていけば生きるのが嫌になるのはわかる。
わからないのは部下や身内が戦死しようといつまでも戦い続ける男たちだ。
荒神の瀬戸の海岸で大三島と井口島にかかる多々羅大橋が遠望できる場所にはテーブルと椅子が置かれている。
その椅子を借りて作った。
(写真はクリックすると大きくなります)