ちょっとしたきっかけで思わぬいい旅ができる。
今回は本だった。
私には著者名で選び読む本の作家が数人いる。
”フェルメール光の王国展”だけでは行く気にはならなかったが監修が福岡伸一と知り行きたくなった。
著者名で選ぶ本の作家の一人だ。
フェルメール展だけでは松山まで行くのは遠く感じると思っていたら池内紀の本より久万美術館の事を知る。
彼も著者名で選ぶ本の作家だ。
それで久万高原町経由での松山行の計画ができた。
久万美術館、フェルメール光の王国展、愛媛県美術館見学コースだ。
妹のきんかんを誘うと喜んで参加表明。
きんかんも福岡伸一や池内紀の本を読んでの旅行になった。
11号線ぞいのさくら三里より494号線に入るとすぐ山里の段々畑だ。
思わぬ風景の展開に車を降りて外へ出る。
きんかんは段々畑に大感激。
新しい家の後ろには古い家がありそうだ。
後ろの山にかかる霧が山道を進むにつれ濃くなり杉林の中を走るときに写したのが冒頭の写真だ。
濃い霧で前方が見ずらい状態がしばらく続き神経の使うノロノロ運転の後パッと明るくなったときに写した杉林の写真だ。
霧の中を走っていると思っていたが雲の中をくぐっていたようだ。
急に見晴らしもよくなり雲の中をくぐって初めての美術館へ行くのだとの思いでますますうれしくなる。
雨続きで途中水かさの増した美しい渓流や川の流れ、思わず出現したダム湖に時間の余裕のない目的地の多い旅の途中なのが残念だったが思わず車を止めて降りた場所があった。
面河川のようだ。
4か所の展覧会会場を訪れる予定だが思わず大自然の展覧会場をまず楽しんだ気分だが久万美術館へ着いたのは11時ごろ。
予定より1時間以上遅れているが萩の花が咲く駐車場で少し休み見学に向かう。
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