虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

何をやりたいのか、どうやってすればいいのか、自分で考える

2019-02-22 15:36:03 | 子どもたちの発見

年少のAくんとBくんのレッスンの様子です。

Aくんが教室に着くなり、「先生、段ボールとペンとはさみとテープをちょうだい!

マルバツゲームを作りたいから!」と言いました。

そして意気揚々と段ボールを切って作り出しました。

何を作るのか、どうやって作るのか、自分の頭の中にあるのが

うれしくてしょうがない様子です。

バツが+になっていますが、Aくんは大満足で、作り方を説明してくれました。

お母さんの話ではお姉ちゃんが紙と粘土でマルバツゲームを作っていたそうです。

Aくんはお姉ちゃんや友達のすることを見て、

こういう材料で、こういう方法で作ればいいんだな、と気づいたようです。

 

Bくんはクーゲルバーンとマリオゲームというふたつのビー玉を転がすおもちゃを

つないで、一気にビー玉が転がるようにしたいようでした。

「紙でつながるようにしてみたらどう?」とたずねると、

「そうだ!紙を丸めたらいいんだよ!それをテープでとめたらいいんだよ!」

と自分のアイデアに

満面の笑みを浮かべていました。

丸めた折り紙のつつをつなげようとすると筒が長すぎたのではさみで切って調整しました。

うまくビー玉が転がっていきました。

Bくんの物つくりは、「こういう風にしたいな」とい思いを

実現するための問題を解決することにあります。

AくんとBくんにナミナミの形になっている段ボールを

使い終わったセロテープやガムテープの芯に貼ることを教えると目を輝かせていました。

Bくんは大きなビー玉を取ってきて、「これを中に入れて、ころころ動くようにしたいよ。

そうして動くところを見るんだよ」と言いました。

そこで、見やすいようにクリアファイルを側面に貼りました。

斜面を転がすとビー玉の動きが見れて面白かったです。

 

ブロックで枠を作り、ギアとして動かしてみました。

セロテープの芯を指でなでると、ギアがかみあって人形がくるくる回ります。

 

AくんとBくんといっしょにポーションエクスプロージョンという

ゲームをしました。AくんとBくんに大ヒットで、

本格的な遊び方で楽しめました。

 

 

写真は算数レッスンの様子です。

手を使って『てんびん』の問題を考え中。

 

青い玉2個と黄色い玉2個がつりあっています。

黄色い玉が2個になると、青い玉はいくついるでしょう?

『100円のたんけん』という本を読んでいます。

牛肉100円分と豚肉100円分の量がちがうことに、「え~!!」と

驚いていました。


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