虹色教室は、算数の教室なので、工作したり、実験したり、ブロック遊びをしたり、ゲームをしたり……と、さまざまな活動をした後で、必ず最後に算数の学習をします。
また、そんなふうにまとまった算数の学習時間とは別に、工作やゲームなどの活動をした際、活動で使った素材を使って、算数クイズを出すことがあります。
そんな『〇〇の後の算数』の内容を少しだけ紹介しようと思います。
今回は、『カードゲームの後の算数』です。
写真はレシピというカードゲーム。
子どもたちに大人気のゲームで毎回とても盛り上がります。
幼児~小1の子らを対象にこうのゲームで遊んだ時はこんな算数遊びをします。
「100円スーパーです。いらっしゃいいらっしゃい」
子どもたちは買いたい食材を選んでお金を計算して支払います。
お金は、100円玉なら、自分の手の平でわたしの手の平をパチンとたたき、500円玉ならげんこつでわたしの手の平をたたき、100円札なら、1000円の形を手で作ってから、わたしの手の平を両手でたたきます。
おつりも手の平やげんこつで出し合うと楽しいです。
<小1~小2の子の場合>
「下の段は100円、上の段は下の段の2倍の値段」
「下の段は100円、上の段は下の段の3倍の値段」
「下の段は120円、上の段は下の段の3倍の値段」
といった設定で、かかる費用を計算して払ってもらいます。
1年生の子も、カードをかかった金額分たたく動作をして支払うと、この少し複雑な計算もできるようになります。
写真は、100階建ての家かるたです。
小学生とはかるたではなく、エレベーターゲームなどのルール(付属のルールブックに載っています)で遊んだあとで、100まで並べる遊びをしています。
並べ終わったら、たし算すると100になるように読み札カードを横においていったり、写真のように3の倍数や4の倍数にチップをおいていったり、公倍数について学んだりしています。
ゲームで遊んだあとの学習は、カードに対する親しみがあるためか、「解きたい!」「やらせて!」と活発に手があがります。