年少のAくんとBくんのレッスンでの出来事。
恐竜の時代の海の中にいた爬虫類を作って、釣り遊びをすることにしました。
磁石をつけた釣り竿を作って、クリップをつけた爬虫類をつかまえます。
ふたりが磁石に夢中になっていたので、ずいぶん前に大阪市立科学館で購入した『磁石 と 自発的対称性のやぶれ』 という小冊子を出してきました。
これは200円くらいだったと思うのですが、とてもいい内容です。
上の表紙の写真は、「動物の群れに生じた自発的対称性のやぶれ」なのだそうです。
多くの動物は群れると向きをそろえるそうです。
「どこでもいいからそろう」という習性は物理用語では「対称性」と表現されるのだとか。
この小冊子の目玉は、1000個の方位磁石で作った磁石テーブルについての説明です。
これが現在の宇宙のヒッグス場とそっくりなのだそうです。
教室では、1000個の方位磁石はとても用意できないので、方位磁石を1個だけこの冊子とセットにして飾っています。
1こだけでもとても面白い方位磁石。
Bくんは磁石で方位磁石を回して大喜び。
磁石ついでで、こちらも科学館の磁石の花をまねた実験をしました。
切ったビニールタイが花のように咲きます。
しまいにビニールタイ釣りになっていましたが。
Bくんがブロックの袋の中に磁石のついた釣り糸をたらして釣れるかどうかためしていました。
そこで、「それは無理でしょって思うものも磁石につくことがあるよ」という話題になりました。
教室のお宝…?磁石にひっくつ石(山で取ってきてもらったもの)を出してきて、遊びました。(子どもたちは、鍾乳洞の鍾乳石を見て、「洞窟って何?」と不思議そうにしていました。
磁石でずいぶん盛り上がっていたので、最後に砂鉄を使った工作をしました。
変なおじさん。
砂鉄でひげやまゆげをつけます。
算数レッスンでは、5の合成と大きな数を学びました。
ふたりとも大笑いしながら数の世界を楽しんでいました。