『しろあと歴史館』に遠足に出かけて以来、子どもたちと、
「教室の全ての人形を大名行列に参加させよう!」
という呼びかけのもと、参加したい人が参加したい形で参加するという
ゆるいルールで大名行列作りが進んでいます。
江戸時代の参勤交代の様子を再現するうちに、
「誰の命令でこんな行列をしているの?」
「どうして大名行列をするとお金がなくなるの?」
「トイレはどうしたの?」など、子どもたちの口からさまざまな疑問が出るようになり
ました。
そこで図鑑や本で参勤交代の舞台裏について調べ、
そこでわかったり気づいたりしたことを
辛口のコメントにして人形たちにつぶやかせることになりました。
小学校中学年の子どもたちは大喜び。
「参勤交代は各藩の藩主を1年交代で江戸から自領へ行き来させる
江戸幕府が定めた制度で、徳川家光によって制度化された」といった
説明を読んだ後には、
人形たちに、「家光なんかたくらんでるな!」とか
「1年ごとに行ったり来たりするのなんか疲れるな」とか
「とおいな~」
「外様大名はお金がかかるからイヤダ~」などのふきだしを
作っています。
「お前は何藩だ?」「薩摩藩です」「それならこれだけやろう」
とか言いながらお金を渡して遊んでいました。
道で大名行列にあった人々。頭を下にしてひれ伏しています。