4歳の●くん。教室にあったトースターのおもちゃのレバー部分に
電車のおもちゃを乗せて、四苦八苦していました。
トースターのパンが飛び出すしかけを利用して
電車を持ち上げたかったようです。
でも思うようにいきません。
そこでレバーに厚紙を貼り付けて
長い電車が転げ落ちないように工夫してみました。
が、ボタンを押しても電車はびくともしません。
「重過ぎるんだね。重いと持ち上がらないね」そんなことを話しあった後で、
●くんは折り紙の作品や小物など厚紙の上に乗せてボタンを押していました。
簡単に上に持ち上がります。ぴょんと飛びあがるものもあります。
どれくらいの重さまでなら持ち上がるのでしょう?
「ポーンと飛び跳ねる」というような面白い動きはどんなものを乗せたときに
起こるのでしょう。
自分で気づいたアイデアについて、探求するのは面白いですね。
いたずらのように見えることも、
発想→試す→失敗→考える→工夫→振り返る
という手順をしっかり踏んで、子どもが言葉を使って自分の発見や考えを
メタな視点から眺めることができるように手助けしてあげたいと考えています。
↓は年長さんの男の子と作った
紙コップにコーヒーが注がれるタイプの自動販売機。
コーヒー、湯、ミルクが
それぞれ別の投入口から注がれるようになっているところがポイントです。
紙コップのそこに筒状の何かを取り付ける方法をマスターするだけで
いろいろと面白いものが作れそうですね。