今日もまた、「創造性があると、何をしても2倍楽しいな」と思った出来事があったので
紹介します。
小学2年生のAくん。教室に着くなり、「今日も作りたいものを考えてきたんだ。」と言いました。
「工作もいいけど、今日はゲームをしたらどうかな?最近、教室でポケモンのカードゲームが流行っているよ。」と
言うと、「じゃあ、カードゲームして、それから作りたいもの作る。
ドラゴンと町が作りたいんだ。ドラゴンが飛んでいる時に下にある町のことだよ。」と言いました。
「今日は、算数の学習がかなりあるし、ゲームをしたら、ドラゴンは作れても町は無理かもしれないよ。」
と言ったけれど、いつも臨機応変に切り替えるのが上手なAくんは、
「わかったよ。それなら、もし、ポケモンゲームして、その後、ドラゴン作って、その後、算数までに
時間があまったら、町を作るよ。」と応えました。
Aくんが作ったのは巨大なドラゴン。
ゴムを上下するとホバリングします。
キバの一本一本にまで凝った細工をしたので、完成したのは、
算数をするまでたった5分という時でした。
Aくんが、「じゃぁ、次は町が作りたい」と言ったので、
「後5分しかないから無理ね」と言うと、
「5分だけでいいから作りたい」という答えが返ってきました。
それで、たったの5分なのですが、Aくんは猛スピードで黙々と作業して、
町を作っていきました。
そして、5分と算数の時間中の休憩の5分をあわせて、
わずか10分でこんなすてきな町を作りました。
「ドラゴンの映画撮影ができるね」と言うと、喜んでうなずいていました。