せっかく博物館や科学館にお出かけしても
その場所での感動が
知的な興味やもっと知りたいという思いにまでつながらない、ということって
ありますよね。
そこで、今回の国立民族博物館への遠足の後で
教室でやってみようと思っている活動をいくつか紹介しますね。
① ごっこ遊びの世界バージョン
イヌイットの暮らしやモンゴルの移動式の住居での暮らしや船上での暮らしを
再現して遊びます。図書館で借りてきた『世界の家』や『世界の子どもたちの暮らし』を
見ながら、部屋を飾りつけたり、料理や生活様式などを真似たりして遊びたいです。
アフリカの散髪屋さんごっこ。
大きな布やバスタオルをサリーのように巻いてみるのも楽しいですね。
②新聞、雑誌、絵本 作り
自分たちが撮った写真を使って、
教室のみんなで共有して楽しめる新聞や雑誌や絵本などを作ります。
民博でそれぞれの子が撮ってきた写真は
もうすぐ完成する虹色教室のマンガ雑誌の巻頭のスクープ写真のページでも
取り上げる予定です。
③民博で見てきたものを工作で表現します。
トーテムポールや楽器やビーズとねんどで作る人形は
誰でもすぐ作れて楽しめます。
↓こんなものが作りたい!」と人気があった民博の展示物です。
動く影絵の人形。
↑ 土笛
↑
↑野菜でできています。
和紙にぬりえをして背後から光を当てると美しいでしょうね。
全て陶器のお皿や湯飲みなどでできていた人形。
アルミハクでこんな美しい作品を作りたい。
金色のペンやモコリンペンで書ける……?
まつぼっくりや木のつるなどでできている巨大な展示物。
↑ この全てがまつぼっくりや木の皮やつるなんかでできているんです!
金箔を貼って、こんなものを作りたい……という子も。
④ 五感で味わう
民族料理のお店に食事に行ったり、
お土産に買ってきたマゲイシロップやモンゴルの岩塩キャンディーなどを味わいます。
・知識を増やす以外にも、感動を別の形で追体験する楽しみ方があるのが新鮮でした。作ってみる、味わってみる、これなら構えずに親子で楽しめますね!
・先日ゴッホ展を観に行きました。今までの私ならすぐ「知識を増やす」方に向かっていたのですが、今回は「点々で描いてる」「線で描いてる」と筆致を気にする息子の様子に気づくことができました。絵を描きたくなってきた?と声をかけると俄然顔を輝かせ、帰宅後絵具を引っ張りだしてきて一気に一枚仕上げて満足そうにしていました。次は図書館に一緒に行って、本もいろいろ借りてみようと思います。