大阪城めぐりの日、子どもたちが見たがっているもののひとつは、
城の出入り口付近にある『巨石』です。
『わくわく城めぐり』という本のこんな解説を読んであげると、
ゲラゲラ笑いだす子、「見たい見たい」と身を乗り出す子、
「どうやって運んだの?」と疑問を口にする子など、いろいろです。
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第一位の巨石が、桜門桝形にあるタコ石。
「わぁ、大きい!こんな巨石、いったいどうやって運んだの!?」
と無邪気に感動してしまいますが、巨石に限って驚くほど薄っぺらかったりします。
横に寝かせればそんなに苦労せずに運べそう…。
やることがキュートすぎ。
『わくわく城めぐり』萩原さちこ 山と渓谷社
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子どもたちは、現場でどれだけ薄いのか確かめたい模様。
巨石を運ぶ時、石の下に丸太を置いて転がしたり、
海藻を使ってぬるぬるさせて滑らせたり、
舟の下にくくりつけて運んだりしたそう。
楊枝の上をひもをつけた石を引っぱっりながら、
後ろの楊枝を手前に置いていくと、子どもたちが大喜び。
どんなことも実際にやってみると面白いですね。
図鑑や教材を作るのが大好きな新小3のBちゃん、Cちゃん。
学習漫画を参考にしながら
豊臣秀吉の生涯を紹介するパンフレット作りをしていました。
「先生、この本、何年に生まれたかは書いてるけど、生まれた日が書いてないよ。
豊臣秀吉が生まれたのっていつ?」とたずねるので、
すると、
天文5年(1536年)1月1日
天文5年(1536年)6月15日
天文6年(1537年)2月6日 の3通りの説があることがわかりました。
この子たち、以前、<月はこうしてできた>という4通りの仮説を
光のショーの形で演じた( 「見えない世界」の栄養 5)ことがあったので、
「漫画の本に誕生日が載ってないと思ったら、実は、3通りの仮説があった」という
状況がすごく心に響いたようで、
「1月1日に生まれたなんて怪しすぎる」等の話題で盛り上がっていました。
今回も純金と不純物を混ぜて、天正大判作り。
子どもたちの知恵で、
ビー玉も金塊もひとつが5gという設定で、純金75%の割合を調整していました。
今回の企画と準備には、お城マニア、歴史マニア、最近は世界史も大好きになったという
新1年のEちゃんが参加してくれました。お城への熱い思いが伝わってきました。
女の子たちにとっても人気がある黄金の茶室。
天守閣の3階で見ることができるそうです。
茶室の小物を作っていたDちゃんが、
「どうしても写真みたいな形にならない」と苦戦していた金の台子。
これを完成させるのに何度もやりなおしたため小一時間かかっていました。
Dちゃんの努力と時間を無駄にできない……とばかりに、
みんなで立方体の描き方を学習しました。
工作好きの子らは驚くほど上手にサラサラ描くのにびっくりしました。