虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

数の規則を見つけるのは面白い

2019-03-14 20:01:28 | 算数が得意?苦手?の分かれ目

 小2のAくんのレッスンで。

Aくんは将棋や数独など、じっくり考えるゲームやパズルが大好きな男の子です。

 

1+2+3+4+5+6+7+8+9=

の計算をブロックを使って考える課題では、

90÷2だから45 とすんなり正解しました。

 

とはいえ、

2の段の黄色いブロック(2+4+6+8+10+12+14+16+18)が

いくつになるかは難しかった模様。

そこで、先ほどの赤いブロックをはずして

黄色と同じ高さになるよう埋めていくことにしました。

埋め終わってから、黄色いブロックの数をたずねると、

「90?あっ90か!」と納得していました。

 

⇧ Aくんの足だけが写っています……

 

階段状に増えている数がいくつなのかパッと見てわかるようになると、

一見難しそうに見える規則性の問題も、簡単に解けるようになるかもしれません。

 

上の写真のように

右から1番目に1つ、2番目に4つ、3番目に9つ、4番目に16こというように

ブロックを並べていきます。


①10番目の一番下の段にはブロックがいくつならぶでしょう?

②10番目のブロックはぜんぶで何こならぶでしょう?

 

こういう問題、ブロックを上の写真のように分けると、

階段がふたつできることに気づくと、一番下の段は、

4番目の時は、4+3で

5番目の時は 5+4で……ということに気づきます。

 

10段目だと一番下の段は10+9で19こですよね。

 

 

こういう規則性の問題も

階段になっているものをパズルのように2つ組み合わせて考えてみると、

急に簡単に見えてきます。

 

Aくんに、100番目のぜんぶのブロックの数をたずねると、

ちゃんと101×100の半分と100×99の半分を足した数だと

理解していました。

 

三角形を重ねた規則性の問題も、

「三角形の数をブロックで表現したらどうなるか?」と考えてみると

と同じですね。

 

Aくんと『Lunar Lockout』という頭脳パズルで遊びました。

このパズルは、詰め将棋とニュートリーコ というゲームに似ている

わたしが持っているパズルの中で一番面白いと感じているものです。

残念ながら今は手に入らないようです。

よく似たパズルでも8000円以上の値がついていました。

 

すっかりこのパズルにはまったAくん。

あんまり楽しそうだったので、お家に持って帰れるように

手作りすることにしました。

 

問題をコピーして、トレーディングカード用のビニール袋に1つ1つ入れています。

 

Aくんは「絶対に答えを言わないで。答えも渡さないで」と言って

一生懸命解いていました。

几帳面なAくんはダンボールで作ったボードの下に

きれいな小箱を貼り付けて、コマやカードをその中にしまって帰りました。


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