絵本大好きクラブにも参加してくれた3歳の男の子が参加してくれました。
自由工作を数回見ていると、作品の中には、前回学んだことの痕跡が
あるものです。
前回のアイデアが消化されて、ステップアップした形で
新しいものが作られているのです。
親御さんとの共同作品だったとしても、
子どものがんばりの中に、工夫や進歩が見えるのです。
絵本大好きのとき、トンネルの絵本を黒く塗って喜んでいた男の子。
今回は、線路を一生懸命描いていました。
段ボールを引っ張ると、トンネルの中から
電車が出てきます。
トンネルの上にはお母さんやお姉ちゃんに作ってもらった
ミニカーやトラックがいっぱい。
得意満面で紹介してくれました。
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『お母さん「あとで あとで」と言わないで』
近藤千恵 PHP
とい著書の中に、便利になる子育て環境で、
自尊感情を失っていく子どもたちの問題が書かれています。
簡単に要約して紹介しますね。
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紙おむつやベビーフードと、子育て環境が便利になり、
子どもが少ないため子どものすることなすことが気になります。
一方、小さい弟妹や姪甥の面倒を見る経験も少なくなりました。
幼児教育プログラムやピアノ、水泳、英語といった能力開発もさかんになり、
子どもの欲求や能力があるかどうかより、
子どものためにその能力を伸ばしてあげることが親の務めのように感じられます。
また母、妻、会社員、自立したひとりの人間……と、いろんな役割が女性に求められる時代です。
そんな中で、いろんなことを子どもにしてあげているつもりなのに、
子どもの呼びかけに「あとで」と言ってしまうことが増えてしまうようです。
大人には口癖にもなりかねない「あとで」
「あとで」と言われた子どもは、お母さんから拒否された
と受け止めるそうです。
(お母さんはボクの話を聞きたくないんだ)
(お母さんにとって、ボクの話はたいしたことではないんだ)
(ぼくのことなんか大切じゃないんだ)
(お母さんはボクが嫌いなんだ)
と考える道筋になるそうです。
その結果、自尊感情が極端に低くなるのです。
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習い事や今回のようなイベントに参加する方々はみな
強い子どもへの愛情を抱いているのだと思います。
「子どもにあんな経験、こんな経験させてあげたい!」
「能力を育ててあげたい」
でも、そうした気持ちにあおられて、お母さんのまなざしが、
子ども以外のものにばかり注がれていると、
また子どもが喜んでいるか、上手に出来ているかといった
子どもからのアウトプットにばかり行っていると、
子どもは強い疎外感を抱くはずです。
人のいる場=疎外感
がセットで心に刷り込まれるかもしれません。
先日の工作イベントでは、これまで虹色教室に来てくださったり、
虹色教室のイベントに参加してくださったことがある方々も
半分くらい参加してくださっていました。
その方々は、和気あいあいと、子どもといっしょにリラックスして
楽しんでいらしたのです。
でも残念なことに、一生懸命がんばりすぎて、
緊張して参加している初めてお会いする方々もいました。
そうした方々は、人がたくさんいる場では、
子どもが迷惑をかけないよう、他に遅れないよう、
他人から嫌な評価を受けないか、みんなのようにうまくできるかどうかと、
気持ちがいっぱいいっぱいになっているようでした。
それで、子どもも、こうした人の多い場では、硬い表情をして
珍しいおもしろそうなものを見つけても
同意を求めるようにお母さんをふりかえったり、
笑顔をお母さんに向ける姿がありませんでした。
お母さんが人前で緊張していると、
それは幼い子にも感染して、人を拒絶するような素振りや、
話を聞かずにふらふら浮遊するように歩き回る姿が見られます。
それは親の育て方が悪いとか、お母さん方に直すところがあるという
ことではないのです。
もっと、人と人が集う場に
リラックスできる空気が流れるようみんなで努力していかなくては
ならないということなんです。
他所の人がいる前で、子どもがちょっとしたおふざけや
わがままな一面を出しても、
お母さん方が悩んだり苦しんだりしなくても、「大丈夫よ。がんばっているね」というまなざしを受け取って
人の力で癒されていくような
環境でなくてはならないのです。
工作イベントを終えて、
批判ではなくて、
みんなでよその子も育てていく
親同士支えあい、育ちあい、癒しあうような環境を
どうやって作っていくのか、
考えるときがきているのだろうと感じました
web拍手を送る
自由工作を数回見ていると、作品の中には、前回学んだことの痕跡が
あるものです。
前回のアイデアが消化されて、ステップアップした形で
新しいものが作られているのです。
親御さんとの共同作品だったとしても、
子どものがんばりの中に、工夫や進歩が見えるのです。
絵本大好きのとき、トンネルの絵本を黒く塗って喜んでいた男の子。
今回は、線路を一生懸命描いていました。
段ボールを引っ張ると、トンネルの中から
電車が出てきます。
トンネルの上にはお母さんやお姉ちゃんに作ってもらった
ミニカーやトラックがいっぱい。
得意満面で紹介してくれました。
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『お母さん「あとで あとで」と言わないで』
近藤千恵 PHP
とい著書の中に、便利になる子育て環境で、
自尊感情を失っていく子どもたちの問題が書かれています。
簡単に要約して紹介しますね。
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紙おむつやベビーフードと、子育て環境が便利になり、
子どもが少ないため子どものすることなすことが気になります。
一方、小さい弟妹や姪甥の面倒を見る経験も少なくなりました。
幼児教育プログラムやピアノ、水泳、英語といった能力開発もさかんになり、
子どもの欲求や能力があるかどうかより、
子どものためにその能力を伸ばしてあげることが親の務めのように感じられます。
また母、妻、会社員、自立したひとりの人間……と、いろんな役割が女性に求められる時代です。
そんな中で、いろんなことを子どもにしてあげているつもりなのに、
子どもの呼びかけに「あとで」と言ってしまうことが増えてしまうようです。
大人には口癖にもなりかねない「あとで」
「あとで」と言われた子どもは、お母さんから拒否された
と受け止めるそうです。
(お母さんはボクの話を聞きたくないんだ)
(お母さんにとって、ボクの話はたいしたことではないんだ)
(ぼくのことなんか大切じゃないんだ)
(お母さんはボクが嫌いなんだ)
と考える道筋になるそうです。
その結果、自尊感情が極端に低くなるのです。
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習い事や今回のようなイベントに参加する方々はみな
強い子どもへの愛情を抱いているのだと思います。
「子どもにあんな経験、こんな経験させてあげたい!」
「能力を育ててあげたい」
でも、そうした気持ちにあおられて、お母さんのまなざしが、
子ども以外のものにばかり注がれていると、
また子どもが喜んでいるか、上手に出来ているかといった
子どもからのアウトプットにばかり行っていると、
子どもは強い疎外感を抱くはずです。
人のいる場=疎外感
がセットで心に刷り込まれるかもしれません。
先日の工作イベントでは、これまで虹色教室に来てくださったり、
虹色教室のイベントに参加してくださったことがある方々も
半分くらい参加してくださっていました。
その方々は、和気あいあいと、子どもといっしょにリラックスして
楽しんでいらしたのです。
でも残念なことに、一生懸命がんばりすぎて、
緊張して参加している初めてお会いする方々もいました。
そうした方々は、人がたくさんいる場では、
子どもが迷惑をかけないよう、他に遅れないよう、
他人から嫌な評価を受けないか、みんなのようにうまくできるかどうかと、
気持ちがいっぱいいっぱいになっているようでした。
それで、子どもも、こうした人の多い場では、硬い表情をして
珍しいおもしろそうなものを見つけても
同意を求めるようにお母さんをふりかえったり、
笑顔をお母さんに向ける姿がありませんでした。
お母さんが人前で緊張していると、
それは幼い子にも感染して、人を拒絶するような素振りや、
話を聞かずにふらふら浮遊するように歩き回る姿が見られます。
それは親の育て方が悪いとか、お母さん方に直すところがあるという
ことではないのです。
もっと、人と人が集う場に
リラックスできる空気が流れるようみんなで努力していかなくては
ならないということなんです。
他所の人がいる前で、子どもがちょっとしたおふざけや
わがままな一面を出しても、
お母さん方が悩んだり苦しんだりしなくても、「大丈夫よ。がんばっているね」というまなざしを受け取って
人の力で癒されていくような
環境でなくてはならないのです。
工作イベントを終えて、
批判ではなくて、
みんなでよその子も育てていく
親同士支えあい、育ちあい、癒しあうような環境を
どうやって作っていくのか、
考えるときがきているのだろうと感じました
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うちの娘は人が苦手で、あまり私の側から離れません。
今まで、娘の気持ちなんだと思ってましたが、もしかすると私の緊張が移っていた部分もあるのかもしれません。
なるべく気を抜いて接するようにしてるのですが、これからは気を抜くことに気をつけたいと思いました。
「ウチもヨソも関係ないや」と考え改めると、だんだん楽しくなりました。
準備する材料を、我が子の分だけでなく、できるだけ多めに持ち寄って、誰もが自由に使えるようにすると、交流のきっかけになるかもしれません。
まずはよその子も育てていくという気持ちを自分から発信していこうと思いました♪
だから、今、そういうことで悩んでいるお母さんに「大丈夫。立派にやっている」って言ってあげたいんですが、うまく伝えることができないです。親同士支えあい、育ちあい、癒しあうような環境があるなら、ステキですよね。