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おいしい野菜をつくろう

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「食べる」と「いただく」???

2016-06-18 | つぶやき
朝日新聞B版 「作家の口福」の 姫野カオルコさんの文章が すごく興味深かった!
食べる」に何が起こった!?」 というタイトルです

「食べる」と「いただく」の使用場面について 私の長らくの 疑問がスッキリしました

料理雑誌に蕎麦屋が紹介されていて
「蕎麦つゆはない。おろし大根に味噌を溶きながらいただく」とあったそうだ

姫野さんは この文章を“気持ち悪い”と言う   何故なら…

「いただく」というのは謙譲語である
相手を敬い、自分がへりくだることばである


先の蕎麦屋の話で「いただく」と言えば 
蕎麦屋を敬い 読者がへりくだる…ということになる

「おろし大根に味噌を溶きながら食べる」と 普通(ニュートラル)に書けばよいのでは…と
私も そうだ!そうだ!と 大賛成でした

 ネット画像


近頃 自分が作った料理や 店で自分がお金を払って食べても
「いただく」と言う例を 多く見かけるようになり なんだか???でした

誰かに奢ってもらった場合なら 「〇〇さんのご馳走で 鰻をいただきました」でOK 


謙譲語って 難しいですよね
謙譲語は ただの丁寧な言い方ではないのですよね
相手を敬い 自分がへりくだる…んですから

意味もなく へりくだるのは 好きじゃない…?
日本語は 面倒くさいと言えば 面倒くさい…と言いつつ 妙なこだわりが捨てられません


自分でお金を払って お店で食べるなら へりくだる必要はないですよね
(まぁ お店の人が わざわざ作ってくれたんだから へりくだってもおかしくない…ですか?)

自分でつくった料理を 自分が食べるとき へりくだるのは どんなもんでしょう???
(まぁまぁ 食べ物は動物や植物の命をいただくんだから へりくだってもおかしくない…ですか?)

何でもかんでも 丁寧に言えば良い…っていうもんじゃない…ような気もしますが
やはり テレビの影響は 大きいですね
日本語も 時代と共に 変化していくのでしょうか~?


世間が「食べる」でよい場面でも 「いただく」を使う例が多くなったせいか
私も 当ブログに「食べる」でいいのに「いただく」と書いたことがあったような…?


前回は 「食べる」と「食う」に こだわりましたが 今回は「食べる」と「いただく」…
やっぱり あくまでも 食べることに こだわってる私です…(笑)

これに「召し上がる」が加わってくると 更に 話が難しくなってきて
今の私の国語力では 感想すら述べられません…

姫野カオルコさんの作品って 読んだことないですが なにか一冊読んでみたくなりました

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