フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

1月20日(火) 曇り

2009-01-21 02:48:49 | Weblog
  7時、起床。ベーコン&エッグ、トースト、紅茶の朝食。授業の準備をして、9時半に家を出る。
  2限の演習は今日で最後なので、昼休みの時間も使って各人の個人レポートの要旨の口頭報告(および私の講評)を行ったが、時間切れで(次の授業が始まる)、最後まではいけなかった。成績は提出されているレポートの内容でつけるから、口頭報告ができなくても成績には影響しないが、準備してきたのだからやりたかったであろう(だよね?)。講評の方は、後ほど、BBS上で行う。個々のレポートの講評をクラス全員の前で行うのは、第一に、個々の講評の内容は当該の学生以外の者にも当てはまることを含んでいるからであり、第二に、自分の書いたレポートが公的な場で批評されるという経験は学生のレポート作成能力を伸ばす上で有効だからである。
  授業を終えて研究室に戻ってくると、ドアノブに紙袋が掛けられていた。中を見ると、池袋の「すずめや」のどら焼きが4個入っていた。社会学の助手のT君からであった。私と同じく甘いもの好きのT君からは、彼が助手に就任したばかりの頃、挨拶代わりであろう、音羽の「群林堂」の豆大福をちょうだいしたことがある。今回は、おそらく彼が必要としていた資料を先日私が進呈したことへのお礼かと思う(このフィールドノートの読者は、先日のセンター入試の試験監督の件と関係ありやと誤解するかもしれないので、書いておく)。腹ペコだったので、その場で1個を食べる。上野の「うさぎや」(日本橋の「うさぎや」ではなく)のどらやきに見た目も味も似ている。おいしゅうございました。昼食は「たかはし」の豚肉生姜焼き定食。食後の珈琲は、教員ロビーの自販機の紙コップで、授業の準備をしながら研究室で飲む。
  5限の授業(質的調査法特論)は先週に続いて個人レポートの報告(2名)。来週が最終回だが、まだレポートを提出しない学生まで入れると、6名に報告してもらわないとならない。できるだろうか。
  夜、『トライアングル』の第3話を観る。初回に比べるとテンポが悪くなってきたように感じる。主役級の役者がたくさん出ていてすごいと当初は思ったものだが、主役級の役者は主役を演じてこそ輝くのであって、共演者の一人になってしまうと、よほど演技が上手くない限りは、くすんでしまうものだということがわかってきた。
  深夜、オバマ新大統領の就任式の模様を観る。期待が大きすぎるようにも思えるが、政治に期待する国民が多数いるということは市民社会として健全なことに違いない。