フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

1月22日(木) 小雨

2009-01-23 10:06:16 | Weblog
  終日、傘を差すほどではない細かな雨が降っていた。
  7時、起床。あれこれのメールを書いてから、朝食(炒飯)。学生から頼まれている書類を書き、今日の大学院の演習の指定文献である与謝野晶子が『改造』創刊号(大正8年)に寄稿した「女子改造の基礎的考察」に目を通す。12時ちょっと前に自宅を出て、「ごんべえ」で昼食(忍者うどん)をとってから、3限の授業に臨む。いつもなら昼食は授業の後にとるのだが、今日は朝食が早かったので、空腹感があった。忍者うどんて何?という方のために解説をしておくと、揚げ玉、油揚げ、ゆで卵、蒲鉾、ほうれん草などがいろいろな具材が入っているうどんで、私の解釈だが、「きつね(油揚げ)とたぬき(揚げ玉)の化かし合い」という意味で「忍者」なのではないかと思う。
  授業の後、穴八幡神社に詣で、古い御札(一陽来復)を納める。こんな天気の日でも露店がいくつか開いていたが、どこも暇そうにしていた。
  池袋の「シネマロサ」でギレルモ・デル・トロ監督の『ヘルボーイ/ゴールデンアーミー』を観た。『ヘルボーイ』という「1」にあたる作品が2004年に上映されているのだが、私はそちらは観ていない(知らなかった)。原作は1994年のアメリカン・コミックで、魔界から人間界を破壊にやってくる魔物に立ち向かう正義の(?)魔物が主人公。こういう構図は日本のコミックではおなじみのもので、明らかに日本のコミックの影響が見て取れる(ヘルボーイの外見は角を切り取られた「赤鬼」で、ちょんまげを結っている)。そこにハリウッドお得意の特殊メイクやCG技術が加わって、完成度の高い映像作品になっている。大人も子供も楽しめる。「1」の方も観てみたいと思った。プログラムは購入しなかったが、代わりに(というわけではないが)、「池袋古書館」で『与謝野晶子評論集』(岩波文庫)を購入。

         

  品川駅のエキュートでダロワイヨのマカロンを買って帰る。前回は12個入りだったが、あっという間になくなってしまったので、今回は18個入りにした。大きさから考えると1個210円というのは高価なお菓子である。私は一度に一個だが、妻も娘も息子も一度に続けて2個食べる。「420円」と私はそれを見て思う。やはりあっという間になくなりそうだ。