嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

ホタルイカとクスクスの前菜

2005-01-26 21:07:37 | 食・レシピ
DSC0538クスクスはご存知の方も多いかと思うが、パスタのお仲間だ。フレンチでは、アフリカの各地を植民地にしていたその影響で料理に供されることが多い、というわけでフレンチレストランでは「前菜」に使われる。理由は簡単だ、調理が早く、味を含みやすいのである。予約もなしにいきなり来客があった場合に一番重宝なのがこれ!この見るからに魚の卵みたいで気味が悪い、が食べてみればサワヤカ~(謎)な、パスタが5分で供されれば、お客様上機嫌、っつうもんだ(´・ω・`)含ませるその味は旬の山菜なり、魚介なり、なんでもありである。クスクスの方はお湯で戻してスタンバらせておくと、あいあい、どんなソースでも吸収してやるけんね、という訳で申し分ない。

今夜はトマトジュースを半量に煮詰めたのにタバスコをぶっかけたのをソースにしてクスクスにしみ込ませる。そのうえに酢とオリーブオイルでマリネしたホタルイカを載せて、わけぎとプチトマトを添えたもの。こりゃ、うまいっす。白ワイン、いや、ミディアムボディの赤でもいけると見ますた…タバスコ多めにふりかけて、どぞ!


アボガドののりまき

2005-01-26 19:59:49 | B級グルメ
DSC0536DSC0535今回はマダムの担当である。さすがにNYがえりだ、のり巻きにアボガドなんか巻いてるぞ、おい(´・ω・`)。ねっとりした食感は好みの分れるところだが、相性のよい食材はあると思う。今夜は、うなぎの蒲焼を細切りにしたものや、たたき梅と紫蘇とごま、なんつうのも巻いて供する。

細身の鉄火巻きにこれをカマした場合はどうにもピンと来ない。そう、太さが足りないのだ。アボカドがマグロやごはんの味をすべて食ってしまって、どうにもぼやけた巻物になってしまうま(´・ω・`)巻物はごはんと具のバランスが命。思うにアボガド巻きを考えた椰子っつうのはごはんを主食としていなかった椰子である。ごはんを具の一種、つまり野菜に分類して考案したので、あのバランスができあがった、というわけだ。
いままでアメリカ人はぶきっちょで細いのをうまく巻けないので、あんなに巨大ななんとかロールを作るのだと思っていた、まあ半分はアタリだろうが、実はちがうアプローチでバランスを考えていた、のかもしれない(爆)

ちなみにNYの寿司屋はなべて大にぎわい。みなさんお醤油にドップリつけまくった挙句、どうやってもお箸でわうまく食べられないもんだから小皿の中でボソボソにくずした「お寿司だったもの」を「ワンダフォー、グレイト、ビウティフォ~」と吠えてうれしがっているそうである(´・ω・`)。