よく走りに行く国道である。マターリと富士川沿いに3時間も流せば太平洋岸に着いてしまう。甲府の手前、韮崎あたりが起点で、終点は静岡県の清水。なんてえことない田舎道なんだが、70から90で常に流れているのがウリである(爆)。
景色も抜群ならば沿道の左右両側に寄りたくなる温泉がこれでもかと出現してくる。驚くくらいの数であるが、そのそれぞれに濃いキャラがあって、いまだに通りかかるたびに通い続けている。今回は西山温泉慶雲館。知る人ぞ知る、の秘湯、・・・といいたいところながら、そんなイメージからは程遠い、超高級温泉旅館である。R52を分岐してからはまさにドライブ好きには天国である。ホレボレするワインディングの嵐。これぞヤマナスという感じである(爆)。R52の分岐からの距離は30キロちょい、なんだが、感覚的には50キロ以上あったのではないかという感じ。その間ほぼクリアラップ(違)。すれ違うクルマがいればぎょっとするくらいなもんである(アブナイ)道幅も十分以上。油温はスタッドレスマキシマムまで上げてもゼンゼンオッケイ、が、せっかくの美しい景色であるから100度程度で流す・・・と、どうだ、例の平均燃費計は14・8を示している。TTのV6ははっきりいってトラックのエンジン。音や雰囲気こそほどよく演出されているが、高回転まで回してみても美味しくもなんともないフラットトルクの実用型である。が、このエンジンが2~3000で発生するトルクは確かに美味しい。気持ちがよいのだ。なので、必然的に「流す」感じになる。ATモードのDに放り込んでおいて、油温100~140。コーナの手前でブレーキングと同時にパドルの3段落としで脱出に備える、コーナ抜けてからは3500でそれぞれシフトアップ。6の3500といえば150である(爆)これが延々1時間も続く。Sモードつかってもよいのだが、そんなことしてレッドまで回してもトルクは細っていくばかり、美味しくもなんともない。タイア減っちゃうし(爆死)
先行車は一台もいなかった(爆)そんな乗り方でこのネンピ。ううむ、クルマの新しい姿といってよいでしょう。
スポーツカーだったらそれぞれのギアでマキシマムまで味わって、となるのでしょうが、TT3・2のキャラはちょいと違う。そんなシャカリキになって踏む叔母加算向けではない(爆)、オイシイところだけ味わってそこそこ速い。しかもとことんスムーズなトルクと乗り心地、あとは山野ではカンペキに浮いてしまうスタイリング(爆死)を楽しむのが良い。・・・うう、ジジイモードご容赦(爆死)