
…(第40話から続く)…ゴワッシャ~、ォアアアアア~ンン、ンゴゴ~…痔号を待て…
ぢゃなかった。そうそう、蓼科の下りであった。
んま、一般道でのドライビングで誰かと競ってみても意味なんかない。レースやってんぢゃないんだからどんなに先を急いでみても何の役にもたたん。それよりもドライバのテクニックを、クルマのポテンシャルをどう引き出すか、につかう。こちらのほうが興味深いし、楽しいぞ。…おっとな~(爆死)
などとホザいてはみてもトーゲの下り坂でKトラにあおりまくられて「なにを~」っと思わないお方もまた少ないのでわないか(爆)。挙句にちぎられて御覧なさい。まあたいていは落ち込む。言い訳しようがない(涙)。
とある日の夕暮れ、近所の酒屋のボンの所有になるMB300TE、ブラック中ブラック革の人気の一台である。
トクイチオートで見積もりを取って、そのあまりの金額に悄然と帰宅する途中であった。
車両残存価値価格の2倍を優に越える金額を突きつけられてオーナ様運転する元気もなく、したがって運転はAさんであった。ふとみれば前方にKトラがいる。珍しくもない。畑からの帰りかな?…迷わず追い越そうとするが急加速して振り切ろうとする。珍しいやつだ、と思い、ついてゆくがとにかくものすごい走りである。コースを完璧に知り尽くしているようだ。車線いっぱいに使いつつさらに3輪車になりながらもものすごい勢いで下ってゆく。こちらも負けじと追いすがろうとするのだがいかんせんブレーキがダメだ。整備不良に加えてやれたダンパ…W124の巨大なマスはどうやってもコントロールできない…どうやら見積もりの金額は正しかったようである(爆死)件のKトラはあっという間に見えなくなってしまった。ここの下りで負けたのは初めてだ。しかもKトラに…
うう、すごい、やれてるとはいえMBである、しかもAさんもプロ級のドラテクを有する使い手のはずなんだが…
いったいナニモノ?(第44話に続く)