King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

プレーオフカンファレンスセミファイナルG2マジック対ホークス

2010年05月10日 09時29分34秒 | バスケ
2010/05/06

   1   2   3   4   T
ATL 27  30  26  15  98
ORL 32  17  35  28  112

Arena: Amway Arena, Orlando, FL
Officials: #13 Monty McCutchen, #24 Mike Callahan,
#34 Marc Davis
Attendance: 17461
Duration: 2:44

最初の出だしは、マジックらしくなく一方的にリードし
ていく展開でした。

そして、後半には逆転され点差を作られてしまいます。

第1Qは圧倒的に強さを見せていたのに、その後は速攻で
返されるなど速さを活かしたホークスの連携が効き出し
ます。

逆転されてしまってもマジックはなんとなく余裕があり
ます。

それは、全てハワードの存在からでしょう。

もともとマジックはゆるゆると出だしで相手に好きなだけ
攻めさせぐだぐだのうちに前半を過ごし、走らされ疲れた
相手を守備から攻めて最後はハワードが中から決められるだけ
決めてしまうというパターンからいきなりのスタートから
飛ばす勢いは新スタイルを出してきたのかということでしたが
やはり相手に攻めさせるぐだぐだタイムは出てきました。

ゲーム1と違うのは、連携で効率よく攻めたという紹介ビデオ
からみるとこれまた新しいスタイルという感じで、ずらっと
揃えたシューターから遠距離で決めるというスタイルの他
ビンスカーターの加入がこんな戦いも出来るという変化に
つながったという印象を受けます。

しかし、この試合はいきなりハワードでインサイドでの勝負に
がんばりを見せそこに固執するかの様なハワードでがんがん
行く感じになり、引っ込むと逆転につながるなど全てが彼の
動きに合わせた点の移動になりました。

点差ができても逆転されても慌てないのは、豊富になった
シューターやフォワード陣の力があるからで、それに合わせ
どんな守りも攻めも変化できる力があるという感じです。

きっちり中で優位な形を作れるチームでないとマジックの
守りを崩し、さらに相手のシューター陣を揺るがすスピード
での勝負などいくつかの要素が必須になるでしょう。

ホークスにはそれが出来るチームであり、早いリズムで
攻め続けて得意の連携を随所に出せばチャンスはあるはず
です。

それをやらせないための第一戦の連携での攻め、二戦目は
ハワード中心のインサイドで崩すと普段の攻めとは違う
展開をとってみせたのでしょう。

運動能力と得点力の高い選手が揃うホークスですが、マジック
を倒すセオリーであるハワードのプレー時間を少なくすると
いう必須の対策を講じる前に得点の山を築かれてしまいました。

ハワードが出ていてもボールをまったく持たなくなる時間帯も
あるので、ハワードを叩くというファウルで攻めプレイ時間を
奪うという集中も効率よく得点をしていくという方向に流れ
肝心なときにはハワードで攻められてしまうという複線的な
決められ方が気になります。

実際は、そんな変則的なプレーでなくホークスと同じ土俵でも
渡り合えるほど戦力的にはマジックは厚くなっていて、これ
もマジックかという一面も随所にありました。この試合の次も
敵地で勝っておりここはすんなり勝ちぬけてカンファレンス
ファイナルの相手に興味が集まるところです。




コメント
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