金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

21:山田宗樹 『嫌われ松子の一生 (上)』

2005-05-28 14:19:12 | 05 本の感想
山田宗樹『嫌われ松子の一生 (上)』(幻冬舎文庫)
★★★★☆

以前、書店でおすすめされていたのを見て、
気になっていたので購入。
アパートの一室で殺害されていた女性の転落の人生を
描いた物語。
けっこう厚めだったので時間がかかるかな?と思ったのだけど、
一気に引き込まれて読了。
上巻だけでも、教師から、「神田川」な生活、不倫を経て
トルコ嬢(時代を感じますね・・・)、とめまぐるしく流転。
松子の性格についてはいまいちつかみきれてないのですが、
なにやらひっかかりを覚えている様子の明日香と、
松子の人生に深くかかわっているらしい龍が気になります。
下巻が早く読みたい。

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20:上塔ゆう 『あまい鎖』

2005-05-28 14:17:52 | 05 本の感想
上塔ゆう『あまい鎖』(講談社F文庫)
★★☆☆☆

「オレだけの貴方にしたい・・・」という帯の文句にビビり、
「絶対途中で投げ出す!」と手を出さないでいたのですが、
そんなこともありませんでした。
帯とか紹介文の文句って諸刃の剣です。
中身を書いた本人が見てびっくりすることもありますからね。

群像劇っていうのかな。
いろんなタイプの人がたくさん出てきて、興味深く読みました。
正直なところ、好みの話かと言われたらそうではないのだけど、
こういう会話で話が進んでいくスタイルは新鮮に感じました。
仕事の話がおもしろかったです。

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