金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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103:マイケル・ブルックス 『まだ科学で解けない13の謎』

2012-08-27 08:05:20 | 12 本の感想
マイケル・ブルックス『まだ科学で解けない13の謎』(草思社)
★★★★☆

タイトルの通り、まだ科学で解明されていない謎について、
これまでの研究にかかわる経緯と、発表された説、
その行き詰まりについて紹介している本。
とりあげられている謎は以下の通り。

「暗黒物資・暗黒エネルギー」
「パイオニア変則事象」
「物理定数の不定」
「常温核融合」
「生命とは何か」
「火星の生命探査実験」
「“ワオ!”信号」
「巨大ウイルス」
「死」
「セックス」
「自由意志」
「プラシーボ効果」
「ホメオパシー」

そのもの自体を知らない、あるいは問題になっていることを
知らないのがほとんどだったので、単純に
「へー、こんな問題があるのね」とおもしろく読めた。
問題の存在を知ってたのは
「常温核融合」「火星の生命探査実験」「セックス(有性生殖)」
「プラシーボ効果」「ホメオパシー」の5つのみ。
非常にわかりやすく、読みやすい文章で書かれているので、
まったくの門外漢でもよく理解できる。

各章の初めに、話題になっているものを表すイラストが描かれているんだけど、
それが可愛い。


コメント
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