金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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96:板野博行 『眠れないほどおもしろい 恋する古文』

2019-06-26 11:51:04 | 19 本の感想
板野博行『眠れないほどおもしろい恋する古文[王朝の美女と貴公子篇]』(三笠書房)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

深窓の姫君との命がけの“駆け落ち”『伊勢物語』。
女流歌人の“華やかなロマンス”『和泉式部日記』。
中宮定子と一条帝の、宮廷を揺るがした愛『栄花物語』。
「恋の誘い」を軽妙に切り返した清少納言『枕草子』。
嘆きながらの「独り寝」―すれ違う男女の心『蜻蛉日記』。
病に倒れた若き帝への“熱い思慕”『讃岐典侍日記』。
二人の天皇に愛された“魅惑的な女”とは?『万葉集』。
ドラマチックな展開、個性的なキャラクター…
カリスマ予備校講師が案内する
ロマンあふれる「古典」の世界!

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こういうことを言うのは野暮だとわかっているけど、
「眠れないほど」というほど面白くはないよ……。
どうしても、清川妙さんの『乙女の古典』の瑞々しい文章と
比べてしまうし。

しかし、メジャーなものだけでなく、
『大和物語』『平中物語』『宇津保物語』といった
こうこう本でスポットが当たらない作品も取り上げているのは
よかった。
『讃岐典侍日記』を取り上げている本は
初めて読んだかもしれない。
この本を読んで初めてはっきりわかった
歴史上の前後関係もあった。

コメント
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