「攘夷、マジでできると思ってるの?
詭弁じゃん。できもしないことを言うなよ」
と島津にバシッと言っちゃう慶喜、すごい。
賢さと刃物のような鋭さ。
飲み屋で、酔って金をせびってきた藤田東湖の息子に
「田舎者」と馬鹿にされ、栄一は相手を叱責。
江戸で長七郎が持ち上げられつつも、
武士たちと同じ場所に座ることはできず、
鉄砲玉として使われようとしていたのを
それとなく描いていたから、
「反幕府の同士と言っても身分差は厳然としてある、
やっぱり侍と一緒にはやれない」
という展開になるかと思ったのに。
なんと、相手が素直に泣いて反省しちゃった!
このドラマ、予想と微妙にずらしてくる展開が多い。
栄一が攘夷攘夷言ってるのが、
田舎の若いもんがはやりにかぶれてるだけに
見えていたのだけど、
第1話の「みんなが幸せなのが一番だ」に
つながっていくのね。
まだ「みんなを幸せに」という発想がリアルじゃなくて
名目だという感じはあるのだけども。
そしてやっぱり聞き分けのいいお父ちゃん。
千代ちゃんも物分かりが良すぎるよ……。
【その他いろいろ】
・子どもが生まれたと思ったら
あっという間に麻疹で死んでしまった……
・三条実美の小物感がすごい!!!