大久保、めっちゃ無能の悪役やん……
ここまでいいとこなしに描かれるとは。
井上も栄一に怒鳴られて、詰め寄られ、
ちっとも有能に見えない。
栄一が主人公だから仕方ないが、
新政府のグダグダっぷりが何度も描かれてつらい。
でも、実際、最初はこうだったんだろうな。
維新を主導した武士の大部分は、
それまで政治に直接関わる身分ではなかっただろうし、
公家だって政治から離れて久しく、
新しく制度を作るのはもちろんのこと、
それまでのシステムを運用するノウハウだって
もってなかっただろう。
そして今回、ついに栄一のお妾さんが出てきてしまった。
これまで愛妻家として描かれて他の女の影がなかったのに
どうやって処理するのか、ずっと気になってたのだが……
なんと、説明を放棄!!
びっくりした~!
話数が少なくなっちゃって、
あれこれ詰め込まなきゃいけなくなったせいもあると思うけど、
改正掛解散&とっさまの死でうやむやにされてしまった感。
どうせならカットしてもいいんじゃないかと思ったが
(直虎も、政次の妻子についてはなかったことにしてたし)、
「美しくない現実も、深堀りしないけれど、
存在することは示す」
というのがこのドラマの一貫したスタンスだもんね。
繕われた足袋で、女の存在にしっかり気づく千代ちゃん。
描いたからには、今後も何かしらそこには触れられるのだろう。
【その他いろいろ】
・岩倉具視、早口で押しが強く、ほんと公家らしくない。
・西郷、そんなに出番ないのに、ちゃんとカリスマ性を
感じられるように描いているのがすごい。
・五代に対してわだかまりを感じる栄一、
「某はあなたが好きではない」
はっきり言うねえ~!!
気に留める様子のない五代の方が大物に見えてしまうが、
これは五代が勝者側だからだよね。
・タブレットを使いこなす家康、
そして廃藩置県はZoom!