金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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449-454:ゆうきまさみ『新九郎、奔る!〈3〉~〈8〉』

2021-10-17 22:02:41 | 21 本の感想
ゆうきまさみ『新九郎、奔る!(3)~(8)』

【Amazonの内容紹介】

応仁の乱編クライマックス!兄弟の運命は?

応仁の乱が膠着するなか、将軍の弟・義視と
京を離れていた新九郎の兄・八郎が帰京。
優しい面差しから一転、顔に大きく入った刀傷に
伊勢家の面々は驚く。
一方、義視は戻って早々、兄・義政に諫言、
激怒させてしまい、その立場を危うくしていた。
しかし、八郎は義視こそが「次の将軍に相応しい」と語り、
伯父・貞親や父・盛定への怒りをあらわにする。
そんな兄の態度に不安を隠せない新九郎だが……

天下の足利兄弟の不仲が伊勢家の兄弟仲に影を落とす。

そして姉・伊都の輿入れの夜、

彼らの命運を分ける事件が起こる―――!

激しく胸震える、慟哭の第3集!!

****************************************

8巻まで読んでも人の名前が覚えられない……。
誰と誰が親子で、誰と誰が兄弟なのか、
名前だけではまったくわからない。

おかしいな……と首をひねっていたのだけども、私が
源氏の「○義」「義○」「頼○」「○頼」、
平家の「○盛」、徳川家の「家○」の
区別がちゃんとついて、血縁関係もすんなり飲み込めるのは、
小学生のときからそれを扱ったエンタメに
触れ続けてきたからなんだろうなあ……。
室町時代について、圧倒的に知識不足。
教科書レベルの人間しか知らないもん。

それでも読ませてしまう面白さはあるのだけども、
自分が知ってたらもっと面白いだろうにな~と
残念に思う。
主人公は、いよいよ関東へ。


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大河ドラマ『青天を衝け』#31

2021-10-17 21:14:18 | 大河ドラマ「青天を衝け」
千代ちゃん、そんなものわかりいい妻に
なる必要ないよ!!😡 
これまでずっと旦那不在の義実家にほったらかしで
苦労させられてきたんだから、
殴っていいくらいだよ!!😡 😡 

こっそり手紙を読む栄一に向けた
「そうですか、お忙しいこと」
から、もう胸が痛くて痛くて。
栄一は自分から浮気について打ち明けたっぽいのはいいが、
「(お妾さんも)同居すればいい」と千代に言わせて
それに甘えちゃうのがさ~!!

千代ちゃん、心が広いのではなく、
明らかに無理した振る舞い。
一人になったときについた重いため息で、
決して心からそうしたいと思っているわけではないことが
示されるのだけども、夫の前で見せないから、
栄一は感謝を口にしても、本当につらく思ってることは
わかってないよ~!!
めっちゃストレス溜まってるし、
絶対早死にしちゃうよ、これ……。


釈放された喜作、最初は栄一に突っかかるんだけど、
結局仲直りしてしまう仲良しの二人。
役人として商人を脅しつける栄一や
富岡製糸場で外国人と付き合う兄いを見て
浦島状態でいたけれど、
製糸を学ぶためにイタリアへ行くと宣言。
彼もちゃんと前を向いて行動し始めているのだね。


「銀行」の誕生は見ていてワクワクしたけど、
商人たちを脅しつけて合本の銀行を作らせ、
三井が作った西洋建築の建物も
銀行にしろといって取り上げ……
栄一はすっかり尊大なお役人様に。
ドラマの中でもちゃんとそれを指摘され、
大蔵省を辞めると決意した栄一。
のんびりしすぎだと感じていた農村時代パート、
ちゃんと意味があったと改めてわかる。
エピソードの積み重ねが生きているドラマ、好きだよ。
気持ちが盛り上がって、その心の向いた方向へひた走るけど、
「違う」と思ったら、そのルートから降りて道を替えるのも
これまでに描かれてきた姿と一貫していて、いいぞいいぞ。

【その他いろいろ】

・「留守中、何もすんな!」と釘を刺す大久保に、
 五代から欠点を書き連ねた手紙をもらうわ、
 「あんた嫌われてるじゃん!」と面と向かって
 同僚に言われるわ、さんざんな大隈。
 明治期だといっぱいエピソードが残ってるから面白いね。

・千代ちゃん、生まれたのが男の子でよかった……。
 作中でも言われてたけど、この状況で
 妾に跡継ぎとなる男の子が生まれてたら
 マジでストレス死だもの……。

コメント (2)
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