金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

台湾に行ってきた〈5〉

2012-10-20 08:51:13 | おでかけの記
2日め夜。
九份から帰ってきたのだが、全然おなかがすかないので
ちょっと食べるだけでいいや、とホテル近くのベーカリーへ。
パイナップルケーキが何種類か売っていた。
台湾土産といえばパイナップルケーキだけど、
今までお土産でもらっておいしいと思ったことないんだよな~と
おもいつつ、個包装の「クリームチーズ入り」を1つ買って帰る。
ホテルで半分こして食べたら、
「なにこれ!?」
「おいしい!! もっと食べたい!!」
と大興奮。
パイナップルケーキの概念を変えるおいしさ!
そのあと、ホテルの人に場所を聞いてスーパーマーケットにばらまき用の
お土産を買いに行ったのだけど、8個入りのパイナップルケーキが
50元とかで売っている。
さっきのベーカリーのは1個45元。
高いのはやっぱり違うのね……
今回はお土産を大量に買う必要がなく、家族と近々会う予定の友達数人に
買う予定しかなかったので、奮発。
さっきのベーカリーに再び行って、パイナップルケーキを大量買い。
ホテル近くにあった、福利麺包公司という会社が経営する
「FLORIDA BAKERY」というお店です。
山水閣大飯店に泊まる人にはおすすめ。
パン自体には感動したりしなかったけど、イメージとのギャップで
パイナップルケーキは衝撃だった。

3日め朝。
8:40にホテルにバスが迎えに来てしまうので、どこにも観光にいけず、
近所の市とお寺を見に行く。

お線香のいい匂い。
たまたまそこにいたおじさんが、「この線香をつかえ」と
教えてくれる。
日本と違って線香にお金を払わなくていいらしい。
仏様と仙人がまつられている。
日本のお寺より装飾が「ぎっしりごてごて」といった感じで
掃除が大変そう。

迎えのバスが来て空港に行く前に免税店につれていかれる(お約束)。
台湾に到着して、空港からホテルに向かうバスの中でガイドさんに
両替をしてもらっていて、自分用に1万円分、
友達との共同財布用に5千円分、台湾ドルに換えていた。
(ちなみに、日本で換えるよりも安いという空港の両替のレートは
 1元=3.6円だった。ガイドさんのレートは2.7円)
しかし、交通費はひどく安いし、食べ物もそんなに食べていない、
お土産ものにもそそられず、この時点でわたしの残金は8千円分、
共同財布にもかなり残ってる。
こんなにお金を使わない旅行は初めて。
もともと物欲がそんなにないというのもあるんだけど、
日本のものがかなり生活に入り込んでいるせいか、
なんだか台湾は、特別にほしいと思うもの、
ここで買わなきゃいけないと思うものがあまりないのであった。
日本円に戻すにも手数料が取られるし、とりあえず、
「ここで買わなくてもいいけど、日常生活で使うもの」と
「おみやげの追加分」
を免税店であれこれ買う。
かわいかったのは小さいスプーンセット。


いろんな色と柄のものがちがう組み合わせでセットされているので、
「この色と、こんな感じの柄のセットのものを探して!」
とお願いして、店員さんと探す。
お金を使い切るためにいらないものを買うのもばかばかしいので、
結局残りの4千円強は日本円に換金。
小銭は換金できない。
日本の空港みたいに、いらない外貨の小銭を
募金できる箱があればいいのに。

今回はフリープランのツアーで、1日めと3日めは移動でつぶれ、
実際観光できたのは1日のみ。
人を待つのに時間を使わされたり、
食べたくないものを食べたりしたくないので、
オプションツアーは使わなかったけれど、
いろいろ調べたり手配したりする手間や、
言葉の通じないストレスを避けたい人はツアーがいいかも。
鼎泰豊もツアーだったら並ばずに入れたと思うし。
おおむね満足だった今回の台湾旅行、
心残りは3点。

・小龍包
・中国茶のティールーム
・士林夜市

これは次回のお楽しみ。

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台湾に行ってきた〈4〉

2012-10-19 08:03:23 | おでかけの記
故宮からタクシーで市街地に戻り、
昼食を取ろうとしたのだけど、かの「鼎泰豊」は案の定
ものすごい行列。
なんだかこの行列に並ぶのはアホらしいね、ということになり
食事どころをもとめてさまよい歩く。
ガイドブックには必ず小龍包特集が組まれていて、
ものすごいブームみたいなんだけど、
本当に人気なのか? という疑いが……。
というのも、三日間台湾にいて、飲茶の店を
そんなにみかけなかったから。
飲食店街とかフードコートとかじゃなくて、
ホテルや「鼎泰豊」みたいなところでしか食べられない
ちょっと高級なものなのかしら?

結局、昼食は駅ビルで。

空腹のせいか、すごくおいしかった。

午後は九份へ。
映画『悲情城市』で有名になったところ。
日本では『千と千尋の神隠し』の舞台のモデルに
なったことで有名。
ガイドブックにも必ず載っているのだが、
持っていたどのガイドブックも地図も不親切で、
「××線○○駅で下車」とは書いてあるんだけど、
「××線」がどの電車なのかわからない。
(日本でいうと、JRなのか地下鉄なのか私鉄なのかわからない)
駅にも路線図がないし、困っていたら、
通りすがりのおじいさんが助けてくれてる。
日本語も英語も通じないんだけど、切符を買ってくれて
ホームの場所も指示してくれる。
高鐵の路線だと判明。
台湾の人は親切といろんなところで聞いていたけど、
本当にそうで、高鐵からバスに乗り換えるときも、
地元のおばちゃんが「ここじゃない、あっちのバス停だよ!」と
言葉が通じないなりに一生懸命教えてくれるのであった。

さて、九份到着。
土曜日だということもあるのか、ものすごい人で、
通路が人の列でぎっしり詰まってる。

山なのでちょっと寒い。

喫茶店で飲んだ「黒の森のなんとか(忘れた)」という
フルーツティー。
台湾のお茶は総じて甘い。
コンビニのペットボトルも、
「無糖」と書いていないやつは甘いそうだ。
緑茶や烏龍茶に砂糖を入れて飲むって不思議な感じ。


暗くなってきたので提灯に明かりがともり、
それっぽい雰囲気に。
この通りは撮影スポットで、人ごみの中で写真を撮るのも
一苦労。
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台湾に行ってきた〈3〉

2012-10-18 08:57:26 | おでかけの記
2日め午前。
時間をまちがえて早く起きてしまった。
ホテル(山水閣大飯店)の朝食は、バイキング形式。
おかゆとごはん、パンと肉まんの皮だけといった感じの「まんじゅう」
(なぜかこれだけ日本語で説明書き)、おかずいろいろ。
まずくはないがおいしくもなく、
「明日はよそに食べに行こうか……」
と話す。

早く起きすぎて時間があまっていたので近所を散策。
その後、タクシーをつかまえて故宮博物館へ。
服は全然安くないけど、交通費がすごく安い!というのが
台湾の印象。
ホテル付近から故宮まで、結構な時間乗っていたけど、
170元(≒500円くらい)。
「タクシーのドライバーさんは日本語しゃべれないヨ!」と
現地ガイドさんが言ってたけど、最初に乗ったタクシーの人は
北島三郎とか美空ひばりとか演歌最高とか日本語で言っていた。
通じない人もいたけど、ガイドブックを見せて
「ここ!」といえばOKだった。


ちょっと早めに故宮博物館に到着。
開館まで時間があったので、わきにある庭園に行く。
入場料20元。
10元がなくて50元入れたが、おつりはかえって来なかった……。
このお庭、素敵!

小さいけれど、よく手入れされたきれいな庭園。

「羊蹄甲」。
↓葉っぱの形がひつじの蹄なのかしら?


9時に開館したので博物館内へ。

広くて、同じフロアの中でもどこを見てどこを見ていないのか
把握できない。
世界史に早々に挫折したわたしは中国の歴史はよくわからないし、
青銅器とか書とかさっぱりなのだけど、
わからないなりにおもしろいところもたくさん。
故宮博物館といえば、「白菜」と「豚の角煮」。
わたしたちはなにも考えずに1階から見ていたけど、
これから行く人は、開館と同時に入館するなら
まっさきに3階に行くべし!
「白菜」&「豚の角煮」には長蛇の列ができていた。
かなり待たされたけど、その部屋にはちょっとずつしか人を入れないので
「遠くて見えないよー」とか「どんどん押されてじっくり見られない」とか
いうことはなし。
規制されている分、間近でじっくりみられる。
しかし、あれを見た感動って、
「ガイドブックに載っている、有名なあれを見た!」
って感じ。
そういう前情報を抜きにして、単純に美術品そのものとしてみたときに
あれを「すごい」「きれい」と評価する人ってどれだけいるんだろう。
絵画についてもいつも思うけど、「有名なあれ」というフィルターを
なしにして評価できる人はそんなに多くない気がするな。

ミュージアムショップは博物館の規模のわりにこじんまり。
白菜はやはり大人気。
耳かき、ストラップ、栓抜き、キーホルダーetc
白菜グッズはバラエティ豊か。
壺のミニチュアとかシールとかほしくなっちゃったけど、
「いやいや、買っても使わないよね?」と思いとどまり、
青磁の器がついた耳かきだけ購入。
耳かきに青磁がついてる必要などまったくないのだが……
青磁の器はほしいけど、器のミニチュアは使わない、
でも耳かきなら使う……と、わたしの中で折り合いがついたのだと思う。
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台湾に行ってきた〈2〉

2012-10-16 08:29:35 | おでかけの記
1日め。

飛行機はキャセイ・パシフィック航空。
飛行機が遅れたり帰国時の手続きで手間取ったりする可能性があるので
帰りの成田エクスプレスと新幹線を予約するかどうか迷ったけど、
キャセイは時間を守ることにかけては定評があるらしく、
空港のサイトで見られる実際の到着時間を確認しても
大丈夫そうだったので予約して行く。
結果、行きも帰りも時間通り。
行きは滑走路が空かないのか、予定時刻を30分くらい過ぎて離陸していたけど、
それも見越して時間を設定してあるらしく、到着は時間通り。
機内食は、謎の味付けのチキンの煮ものに白米、
パンとスイカとマカダミアナッツクッキーという取り合わせ。
機内食ってこんなものだと思うけど、いやに高い炭水化物率……。

ホテルはツアーについていた山水閣大飯店。
安いツアーについているホテルにしては、清潔(狭いけど)。
日本人の利用客が多いみたい。
フロントでは日本語が通じるので、複雑な質問や頼みごとができる分、
中学英語レベルすら危ういわたしには助かった。
近くには店がたくさんあるし、ちょっと歩けば夜市もあって便利。




アメニティは、ボディソープと石鹸、シャンプー、歯磨きセット。
気になる人は、トリートメントやコンディショナーを持っていくべし。

ホテルに着いたのが現地時間の20:00ごろだったので、
地図を見ながら近くの夜市へ。



ここかと思って写真を撮ったのだけど、実際はもっと奥だった。
小さい夜市なので、たぶんほとんどが地元の人で
観光客は少なかったと思う。
寝間着代わりに、ペラッペラのロングTシャツを購入(200元≒600円弱)。
機内食を食べていたためおなかもすいてないので、
食べたのはちょこっとだけ。
噂の臭豆腐に初遭遇。
ドリアンみたいな猛烈な悪臭を想像していたのだけど、
ほかの屋台のにおいに紛れてしまったのか、
近くに来て「ん? なんかくさい」と思ったら臭豆腐だった、
という程度。
食べる勇気は出なかった。
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台湾に行ってきた〈1〉

2012-10-15 10:27:36 | おでかけの記
台湾に行ってきた。
父が退職してから、両親がすっかりリピーターと化している台湾。
台湾のガイドブックを見ると、食べ物の特集が充実していて
あれもこれも食べたいと夢ばかりふくらむのだけど、
そんなにおなかもすかないし、時間的な制約もあって
小龍包もかき氷も食べられず、心残りが山積み。

Yahoo!の検索候補を見ていても、
この時期に台湾に行こうという人が迷うのが
服装だと思うので、書いておく。
10月12-14日で行ったのだけど、
日本よりちょっとあったかいかな?という程度で、
気温に大きな差はなし。
わたしは秋物の半袖ブラウスにストール、
友達はキャミソールと秋物のカーディガンだった。
日中は半袖でOK、朝晩ははおりものが必要。
現地の人は、半袖の夏服だったり、長袖Tシャツだったり、
ファーつきのジャケット&ブーツだったり
(↑これは季節先取りのおしゃれな若者なんだと思う。暑そうだった)。
よく言われることだけど、台湾は冷房を効かせるのが
サービスという考え方らしいので、店の中は寒い。
日本での普段の服装に、体感温度を調節できるアイテムを
一つ持っていったほうがいいかも。


なんか可愛かった台北のポスト。
国内便と国際便の2つが並んでいたのは、台北だから?
ほかの地域はちがうのかも。
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133:高山なおみ 『フランス日記』

2012-10-12 08:21:17 | 12 本の感想
高山なおみ『フランス日記―日々ごはん特別編』(アノニマ・スタジオ)
★★★★☆

フランス旅行中の日記はここに収録されていると知っていたのだが、
例によって「みんなの好きなフランスなんて好きじゃないもんね!」と
ひねくれたことを思って読んでいなかった。
『日々ごはん』は終わってしまったけれど、
「まだ読んでいない本」がたくさん残っているのはよかったな。
楽しみがあるものね。

素直な高山さんの視線、人柄に、
読んでいるこちらまで素直な気持ちになれそう。
そして毎度のことながら、この人の日記を読むと、
ちゃんとごはんを作って、日々の生活を大切にしようと思う。
決意が長続きしないのも毎度のことなんだけど。


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132:ロビン・シャーマ 『今すぐやらなければ人生は変わらない』

2012-10-10 08:15:08 | 12 本の感想
ロビン・シャーマ 『今すぐやらなければ人生は変わらない』(海竜社)
★★★☆☆

そう、今すぐやればいいということは知っている。
でもやる気にならないんだよ!!

……と処理しなければならない書類の束を横目で見つつ、
三日放置した後で、やる気が出ることを期待してこの本を読む。
脳は、とりあえずやり始めればスイッチが入る仕組みになっているのだから、
こんな本を読む前にさっさと手をつければいいと、知ってるんだが……。

「ぐだぐだ言ってないで、さっさとやりやがれ!!」
と喝を入れてくれるのかと思ったら、
「成功者になるための心得」みたいな内容で、あてがはずれた。
わたしは成功者になりたいんじゃなくて、
このたった一本の校正を終わらせられる人間になりたいんだよ……
と思ったけど、読むと「ああ、そうだよね」と再認識させてくれる内容も多い。

「アイディアというものは、どんなに大きかろうと、行動に移され、
 生命を与えられてはじめて価値をもつものなのです」


とか、

「自制の代償は、つねに後悔の痛みより小さい」

とか。


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131:山川方夫 『夏の葬列』

2012-10-08 08:31:44 | 12 本の感想
山川方夫『夏の葬列』(集英社文庫)
★★★☆☆

【収録作品】
「夏の葬列」
「待っている女」
「お守り」
「十三年」
「朝のヨット」
「他人の夏」
「一人ぼっちのプレゼント」
「煙突」
「海岸公園」

早世の作家・山川方夫の作品集。
「夏の葬列」「煙突」のみ既読。
「煙突」で主人公の心の動きをねっとりと描いているなあという
印象があったのだけど、苦悩したり逡巡したりしながら、
主人公が自らの胸の内をじっと見つめているようなこういう小説は、
最近は少ないよね。
「中学生は、昭和前期の『何も起こらない』小説が苦手」
みたいな話を大先輩がしていたのだけど、
確かにこういうスタイルの小説だと、
国語の問題として抜粋されたときに、内面を描いただけで
何も事件が起こらないまま規定の文字数に達してしまうので、
「だから、何が言いたいの?」→「文章がわからない」
になってしまうのだった。

「待っている女」「お守り」「十三年」等のショートショートのような
キレはないんだけど、祖父が家を出て余生を妾とともに過ごすと
言いだしたことに始まる家族の相克を描いた「海岸公園」がいちばん好き。


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NHK大河「平清盛」レビュー39

2012-10-07 20:48:18 | NHK大河「平清盛」レビュー
【今日の重盛】

オープニングのクレジットがピン。
しかしほとんど出番なかったな。

**********************************

いきなり弁慶の泣きどころ

弁慶「知りたいか?」
牛若「いえ、特に」

とギャグテイストで始まった今回なのだが……

もう、ほんと、今日はひたすら後味が悪い
「悲しい」は回復の余地があるけれど、そんな余地もない、
どんより濁った気分。

禿を容認する発言をしたうえ、
犠牲が出るのにも構わず泊の工事を急がせる清盛に
ついに堪忍袋の緒が切れて、清盛のもとを去る兎丸。
すったもんだありながらも、結局また結束を固める展開を
期待していたのだが、兎丸が桃李に対して
「朝には帰る」と死亡フラグなセリフを口にした段階で
どんよりした気分になってしもうた……。
そして案の定、兎丸は禿に殺されてしまうのであった。

禿たちの将来を心配する兎丸について、清盛が
「海賊の棟梁様は義に厚くて扱いにくい」
と悪口言ってたところから、おや?と思っていたけれど、
今回、兎丸と一緒に、若い日の青臭い清盛も完全に
死んでしまったのだなあ……。
兎丸が気にかけていた禿について、
清盛の言いぐさは「始末しろ」だったもんね。
「もう戻れない」ということをこれほど感じさせる回は
なかったのでは?

兎丸が「もう知らね!」と去っていった後、昔話をして
清盛をたしなめようとした盛国に、
「俺の気持ちなんか誰にもわかんないもんね」
と言ってたけど、清盛は説明しなさすぎだよ!
兎丸にも重盛にも義朝にもさ!
説明すれば回避できたトラブルがいくつもあったと思うのだが……。
第三部に入ってから、清盛の内面がほとんど描かれなくなったので、
清盛がどこへ向かってるのか全然わからない。
今日の発言だけ見ると、権力を手にしようとするのも
自分たちを見下してきた朝廷や公卿への私怨でしかない感じだった。

【その他いろいろ】

・また必要もなく出てきた西行さん(イケメン担当)。

・見ず知らずの不審人物(弁慶)に向かって、
「清盛様を父と慕って育った」
「母・常盤が……」
 と個人情報さらしまくりの牛若。
 頭の弱い子なの?

・盛国はほんとに「どこまでもついていきます」なので、
 いいかげん諌めたらどうなんだ!! と思ってたけど、
 諌められないのだと思った。
 そういうことができる関係ではないんだよね。
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130:クロノスケープ 『ゲームシナリオのためのSF事典』

2012-10-05 08:57:30 | 12 本の感想
クロノスケープ 『ゲームシナリオのためのSF事典 知っておきたい科学技術・宇宙・お約束110』(ソフトバンククリエイティブ)
★★★★★

『幻想ネーミング辞典』の画像を張ろうと思ってアマゾンで検索したときに、
「この商品を買った人はこんな商品も買っています」のコーナーに出てきて
その存在を知った本。
もともと辞書好き・図鑑好きなところへ、
最近の興味にもピンポイント攻撃をくらった気分。
久々に魔性の男・アマゾンの術中にはまって3冊一気買いしてしまった……。

タイムトラベルやスペースコロニー、ロボットや環境問題など、
SFに描かれる概念や事物、実現のための問題点をまとめている。
項目が多い割に一つ一つの中身が薄いという印象もなく、
かなり読みごたえあり。
ゲームシナリオを書こうと思って買った人にとっては有用なのかどうか
わからないけど、読み物としておもしろかった。
わたしはもうゲームはやらなくなってしまったので
ゲーム業界のことはさっぱりなのだけど、
ゲームよりも映画や小説を例に挙げているほうが多かったかも。
これ読んでみたいな、と思う小説が多かった。


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