ずっと救急医療をやっていたので、このような時にはすぐに受傷状態やらケガの原因やら死因やらがとても気になるのである。テレビで医療関係者が死因に関するコメントを述べていたが、どれも的を射ていないものばかり。救命救急医療関係者が聞けば「あ この人、外傷学知らないな」と思うだろう。受傷直後に心肺停止に陥る病態は限られている。脳脱や胸部大血管損傷や気道閉塞や頸髄離断などである。受傷直後から数分以内に死亡するものが、いわゆる「即死」という範疇に入るものである。
ずっと救急医療をやっていたので、このような時にはすぐに受傷状態やらケガの原因やら死因やらがとても気になるのである。テレビで医療関係者が死因に関するコメントを述べていたが、どれも的を射ていないものばかり。救命救急医療関係者が聞けば「あ この人、外傷学知らないな」と思うだろう。受傷直後に心肺停止に陥る病態は限られている。脳脱や胸部大血管損傷や気道閉塞や頸髄離断などである。受傷直後から数分以内に死亡するものが、いわゆる「即死」という範疇に入るものである。