こんな逸話がある。ある夫婦が目の前でUFOを見かけた。夫は「あっ、動き出した。どこに行くのか追いかけよう」とついていく。妻は一言、「あっ、空模様があやしいから家に帰って洗濯物とりこまなくっちゃ」と帰宅する。正しいのかどうかの確証はないが、それぞれのありうるであろう一般的な行動パターンとして興味深い。やはり現実的な女性アイドルの手のひらの上で非現実的な夢見る男子ファンが転がされているような感じがしてならない。やくみつる氏が「ファンの諸君。早く目を覚ませ。いくら応援しても彼女たちは君たちにはふりむかないぞ」と述べていた。同感である。非日常を非日常として承知して楽しむ分にはよいが、そこから逸脱しないことだ。「夢みさせてもらったね。アーバヨ!」と柳澤慎吾のギャグでいければいいのだ。 それにしても一般紙の報道では『今回1位に返り咲いた○○「さん」は・・・』と名字に敬称をつけていた。通常芸能人やスポーツ選手には敬称をつけない。ということは一般紙は彼女たちのことを普通の素人のお嬢さん扱いにしているということになり、またそこのところが笑えるほど面白い。