話を現代のインターネット紹介サイトというメディアの話にもどす。ネットで労働力(商品)を売りたい人とそれを買いたい人を結びつけるのが目的である。そこには商品の保証という概念はないのであろうか? もっとも紹介サイトから「書き込んでいる人たち同士で勝手にやってください。こちらはただ掲示板を置いているだけですから」と言われればそれまでである。確かに登録料を徴収するなどの有料サイトでなければ対価を得ることによる責任問題も発生しないのであろう。しかしこのネット・メディアを閲覧していると、ネットに掲載されていることが外見的には何らかの商品を盛んに宣伝しているようにも見えてしまうのである。もしこれを宣伝とするなら自分の学生時代の刷り込みから判断すると、どこかに責任というものが生じてもおかしくはないのである。ネット・メディアというのはどうやら自分が学生時代には存在しなかった新たなるお化けのようである。どのような見方や付き合い方をすればいいのかまだ先が見えない。どうやらこのメディアは信用してはいけないものなのであろう。<o:p></o:p>