情けないのは、天下の東大病院での話なのである。
原因は「警察からの依頼だから保健所に報告しないでよい」という例外項目を勝手に付けてしまったことが敗因である。
そして診断に携わった多くの医療従事者や警察関係者にも感染が拡大したということは、診断後のヒューマンエラーが原因であるのは明白である。
この事件は由々しき事態ととらえなければならない。結核は、まだまだ死に至る病なのである。しかし医師が注意していればその拡大を未然に防ぎうるので、医師にとって「報告しませんでした」ということも、とんでもないことなのであるが、その後、適切に接触者健診を警察に対し指示しなかったのも二重の手落ちと言わざるをえない。
今回の事件は、以前自分が勤務していた大学病院での神経質なほどの接触者健診を思い出すにつけ、いかにもずさんな対応だと呆れ返ったのである。
これで今回、最初に診断した医師を、二次感染者の人達が追求しようと思えば、医師に言い訳はないのである。
これが一般病院での話であれば感染患者ももっと騒ぐかもしれないしマスメディアもこの病院を徹底的に叩く報道をするだろう。
なぜ今回だれも騒がないのかは天下の東大だからなのであろうか?
なんだか不公平感はいなめない。
原因は「警察からの依頼だから保健所に報告しないでよい」という例外項目を勝手に付けてしまったことが敗因である。
そして診断に携わった多くの医療従事者や警察関係者にも感染が拡大したということは、診断後のヒューマンエラーが原因であるのは明白である。
この事件は由々しき事態ととらえなければならない。結核は、まだまだ死に至る病なのである。しかし医師が注意していればその拡大を未然に防ぎうるので、医師にとって「報告しませんでした」ということも、とんでもないことなのであるが、その後、適切に接触者健診を警察に対し指示しなかったのも二重の手落ちと言わざるをえない。
今回の事件は、以前自分が勤務していた大学病院での神経質なほどの接触者健診を思い出すにつけ、いかにもずさんな対応だと呆れ返ったのである。
これで今回、最初に診断した医師を、二次感染者の人達が追求しようと思えば、医師に言い訳はないのである。
これが一般病院での話であれば感染患者ももっと騒ぐかもしれないしマスメディアもこの病院を徹底的に叩く報道をするだろう。
なぜ今回だれも騒がないのかは天下の東大だからなのであろうか?
なんだか不公平感はいなめない。