吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

霞が関カンツリークラブ その2

2017年02月21日 05時58分03秒 | 日記
 あるTV番組がゴルフ練習場にいる女性にインタビューした。
「今回のゴルフクラブで女性が会員になれないというのはどう思いますか?」という質問である。これは誘導質問である。
 実際は「正会員(土日もプレーできる権利)」には女性はなれないが、実際は平日プレーなら女性もできるのである。そこを「会員になれない」という質問では、女性に完全に門戸を閉ざしているというような印象を与える誘導的な質問である。
 そして半数の女性がこの誘導尋問に引っかかった。「この男女平等の世の中では差別である。けしからん」と答えている。
 このように答えた女性もなさけない。「男女平等」は真理である。しかしこれは一般論である。この一般論をプライベートクラブの運用規定にこじ入れてくるのは論旨の展開として無謀である。
 その時答えた70代女性というのが語気も荒く「とんでもない、男女差別だ」と興奮して言っていたが勘違いされているようである。会員制クラブのプライベートな事柄に差別などという大げさな一般論を持ち込むのはお門違いである。この応答を見て極めて違和感を覚えた。