2020年10月20日 11時5分 NEWSポストセブン
母子2人の死亡を含む9人が重軽傷を負った池袋暴走事故(2019年4月)。東京地裁で行なわれた10月8日の初公判で飯塚幸三被告(89)は「車になんらかの異常が生じたために、車が暴走してしまった」と無罪を主張。旧通産省工業技術院の元院長の肩書きから“上級国民”との批判が再燃している。
その2日前、隣の東京高裁では、同じ高齢ドライバーによる死亡事故で驚きの主張がなされた。
2018年1月、群馬県前橋市で運転中に意識障害に陥り、通学中の女子高校生2人をはねて死傷させた川端清勝被告(88)は、一審で無罪になったにもかかわらず、この日の控訴審で代理人弁護士を通じて、「私を有罪にしてください」と陳述したのだ。
今年3月の一審では、被告が服用していた薬の副作用が事故の直接的原因と認められたものの、弁護側の「事故の予見は難しかった」という主張が認められ、無罪判決が下った。
母子2人の死亡を含む9人が重軽傷を負った池袋暴走事故(2019年4月)。東京地裁で行なわれた10月8日の初公判で飯塚幸三被告(89)は「車になんらかの異常が生じたために、車が暴走してしまった」と無罪を主張。旧通産省工業技術院の元院長の肩書きから“上級国民”との批判が再燃している。
その2日前、隣の東京高裁では、同じ高齢ドライバーによる死亡事故で驚きの主張がなされた。
2018年1月、群馬県前橋市で運転中に意識障害に陥り、通学中の女子高校生2人をはねて死傷させた川端清勝被告(88)は、一審で無罪になったにもかかわらず、この日の控訴審で代理人弁護士を通じて、「私を有罪にしてください」と陳述したのだ。
今年3月の一審では、被告が服用していた薬の副作用が事故の直接的原因と認められたものの、弁護側の「事故の予見は難しかった」という主張が認められ、無罪判決が下った。