公判では被告に運転を止めるよう説得していたという長男が法廷で、「実刑にしてほしい」と陳述し物議を呼んだが(本誌3月27日号参照)、控訴審では被告本人まで有罪を望むことに。
「交通裁判で一度無罪になった被告が有罪を主張するのは前代未聞です」(社会部記者)
被告の心境になにがあったのか。被告の関係者が語る。
「長男夫妻の意を汲んだ弁護士が福祉施設に入っている被告と話し合いを重ねたと聞いています。長男は教育関係の仕事に就いていて、妻も地区の班長をしている。周りからは“無罪はないよね”と陰口を叩かれ続けているとも聞きます。
控訴審から代わった弁護士も、『無罪は加害者家族にとっても悪影響が残るだけ』という考えなので、説得を受けて被告も有罪主張に転じたようです」
被告の意思があるとはいえ、一審で無罪になっている以上、新証拠が提出されない限り判決が覆ることは容易ではない。
その判決は、飯塚被告の裁判と並んで、今後の高齢ドライバー問題に一石を投じることになりそうだ。
「交通裁判で一度無罪になった被告が有罪を主張するのは前代未聞です」(社会部記者)
被告の心境になにがあったのか。被告の関係者が語る。
「長男夫妻の意を汲んだ弁護士が福祉施設に入っている被告と話し合いを重ねたと聞いています。長男は教育関係の仕事に就いていて、妻も地区の班長をしている。周りからは“無罪はないよね”と陰口を叩かれ続けているとも聞きます。
控訴審から代わった弁護士も、『無罪は加害者家族にとっても悪影響が残るだけ』という考えなので、説得を受けて被告も有罪主張に転じたようです」
被告の意思があるとはいえ、一審で無罪になっている以上、新証拠が提出されない限り判決が覆ることは容易ではない。
その判決は、飯塚被告の裁判と並んで、今後の高齢ドライバー問題に一石を投じることになりそうだ。