吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

松山英樹キャディの行動が話題に その2

2021年04月20日 05時57分19秒 | 日記
 日本人の立礼は、人間や偶像的なもの、そして自然など万物に対しての感謝でありリスペクトである。これは大昔の神道的な観念に根差すものであろうが、とにかく相手を敬う気持ちを表す最大限の行為なのである。ごく普通の日本人なら、確かに彼の言うように「別に深い意味はない、ありがとうと言う気持ちだ」というのは理解できる。これをことさら礼儀正しいとかなんてすばらしい瞬間だと敢えて評価する外国人とは価値観が違うだけなのである。普通の日本人ならば日常生活のちょっとした瞬間、例えば神社仏閣に行けば立礼する。一部不届きな外国人のように「軍国主義だ」などと言って靖国神社の施設に火をつけるような人達には、このオーガスタでの立礼の意味は分からないだろう。
 それにしても、「紳士のスポーツ」だとか何とか言っているゴルフなんだから、なおさらコースに向かって敬意を表する所作に驚かないでほしい。そんなに海外メディアに驚かれると「紳士のスポーツ」には感謝の概念は含まれていないのだと白状したようなものだ。
 それでも「あの一礼がすごい」というなら、じゃあ「This is Japanese」でもいいのだが。