吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

USBメモリー紛失業者、30年以上の「ベンダー・ロックイン」 その5

2022年07月29日 05時48分05秒 | 日記
 その後の報道で明らかになったのは、市の業務を業者に依頼したものの、その業者がまた下請けの会社に出していたそうです。専門技術が必要な部分での専門家への下請け、孫請けはやむを得ないとは思います。
 しかし人の手を介すれば介するほどセキュリティは甘くなります。これら業務は行政の中でも今後の目玉の部分であるので、セキュリティを強化するには、行政の中で人材育成しないとだめでしょう。
 アウトソーシングは行政にとって気安くおこなっているかもしれません。例えば公共事業の入札などもある意味民間企業の活用として経済活動へのいい影響をもたらすでしょう。
 しかし重要な情報管理の業務をアウトソーシングした時点でそれは組織外への情報流出です。外部委託とは聞こえはいいですがイコール情報漏洩とみなさないといけません。
 この管理は高度な技術が必要で専門家への外注が必要かもしれません。しかし長い目でみて行政部署内での管理にするためには、組織名での人材育成にしない限り今後も情報は漏洩するでしょう。