吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています

給食詰まらせ、小1男子児童が死亡 ウズラの卵か 福岡・みやま その2

2024年03月25日 06時28分56秒 | 日記
 2/26(月) 18:49配信 毎日新聞
 学校給食が始まってからもう半世紀以上経過しています。その間、このような事故はどのくらいあったんだろうかと思われます。自分が小学生の頃も同様の頻度で起こり、亡くなっている児童もいたのでしょうか? ただ当時報道されたような記憶がないのでそれは「児童自身の不注意に帰することでやむを得ないこと」として処理されていたのでしょうか? 
 現代ではのどに詰まりやすそうな食材をすべて禁止しているようです。しかし次から次へとその禁止食材は増えて来るようです。また現場での応急手当の適否も注目されるべきでしょう。学校現場での心肺蘇生や気道異物除去の手技は、学校職員全員が習得しておく必要がありますね。今回の背部叩打法だけで除去できなければ「次の一手」も習得する必要は昔から言われています。今回それが行われたかどうかは不明です。
 現場で異物による完全閉塞が解除できなければ救命は不可能です。今回ドクターヘリまで要請されたようですが果たしてその効果があったかどうかは極めて疑問です。残念です。