フジテレビの男性アナウンサーが佐村河内氏の記者会見の席上で「我々を騙していた」といっていた。一個人が海千山千の芸能マスコミを手玉にとってそれらを騙せるほど、芸能マスコミは軟なものではない。おそらく各社は新垣氏のカミングアウトよりもずっと前から「佐村河内氏は怪しい」という情報は持っていたのであろうし、その裏付けもとっていたはずである。どだいスーパースターや注目を浴びる人が出てくれば、その彼の育った環境や若いころの仕事ぶりや元同僚のコメントなどはとうの昔に取材して映像を撮っているはずである。ところが彼の絶頂期にそんなコメントを一つも聞いたためしがなかった。それが不思議であった。たぶん世の中は彼がいま絶頂期でもてはやされているので、あえて怪しいという否定的情報は隠して、あえて彼を神輿にのせたままにしたのであろう。先頭だって自分のメディアから「でもあの人は怪しい」と口火をきることは、「障害者」である彼の絶頂期にできるはずがない。もしこれが誤報であったらリスクが高すぎる報道になる。ところが一転して新垣氏が実情暴露したあとであれば、「ああ、実は我々メディアも騙されていた」と知らないふりをすればいいのである。自分たちを安全な場所においておけば彼を正面切って糾弾できることになるのである。<o:p></o:p>
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