吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

「幻の滝」その1

2018年10月13日 06時19分34秒 | 日記
 北関東に大雨が降った後、数日間のみ出現する「おしらじの滝」という幻の滝があるそうだ。ここ数週間前から続く台風の影響で、しばらく出現しなかったこの幻の滝が出現しているそうで他県からも見物客が多かった。

 TVのニュースである初老のご婦人の感想である。「初めてきたけど、すごい、すごい、幻の滝よね~、幻よ、まぼろし・・」
 まあなんとも感動しているらしいのだが、何に感動してるのだか伝わってこないし引っかかるものがあるのだ。
 つまり今まで何回か来たけが観れずじまいだったけど今日やっとみれたというなら「幻」ということでの感動はわかる。でもこの人は幻という事前情報で「初めてここにきた」のである。
 
 実はTVで写された滝自体は何の変哲もない(表現は悪いが「ショボい」)ただの滝なのである。滝自体を「幻」という事前情報なくそのまま観たら、このご婦人は感動したのだろうか?と疑ってしまう。

 つまりこの方は目の前の景観に感動したのではなく「事前情報」に感動したのである。それでもいいじゃないかと言われそうだが、なんとも自分は残念に思えたのだ。

血圧上昇の理由 その2

2018年10月12日 05時40分36秒 | 日記
 患者さんの言う理由には、ほぼ根拠がないにもかかわらず、でも何かしら理由をつけてしまうのは「この高値は私(の普段の血圧)ではありません。何かの間違い」ということを期待してのものなのであると推測する。あるいは「この血圧計あってるの? 壊れてるんじゃない?」と言われる方もいる。
 兎に角、目の前に出た自分の計測値を心のどこかで否定するための言葉だと思われる。

 まあ、血圧なんぞは、些細なことで数分たたずして上下するものである。単に今1回のみの値を切り取って、だから普段いつも高いのであるということもない(そう思う気持ちは分かるが)。
 その人の正確な血圧は毎日2回程度の血圧を計測し記載してもらってそれを評価することである。

 毎日自宅での血圧測定は全くせず月に1回クリニックで血圧はかるだけでは状態把握は無理である・・・ということを毎日血圧計測してくれない患者さんによくお話しするのであるがなかなかご理解いただけない。

 というわけでもないが、だから「ええ? なんでこんなに高いの? これ間違ってるよ」といわれると「いいえ、これも間違いなく貴方の血圧なんですよぉ~」と少し強めに言ってしまうのだが、さてそれが果たして自宅で毎日測定習慣獲得にどれくらいの効果があるのか・・・?

血圧上昇の理由 その1

2018年10月11日 05時35分55秒 | 日記
 高血圧で降圧薬を処方している患者さんの診察前には、血圧を測っている。
 時に予期せぬ高値が出た場合は、もちろん当然のように患者さんは「ええ~?高いなぁ~」と驚くのである。

 予期せぬ血圧上昇の原因はゴマンとある。でもこのような場合の患者さんの言葉であるが異口同音に
「ああ、診療時間に間に合わないので走ってきたからねぇ」や「今朝、家で階段の上り下りでバタバタしたからね」などと「動いたこと」を理由にするのである。

 でも100m全力疾走中のアドレナリンが出まくっている時なら血圧上昇もわかるが、軽いジョギング中の過呼吸なら末梢血管は拡張しむしろ血圧は下降する。
 またバタバタしたといっても血圧測定までに1時間は経過しているのであればこのバタバタが血圧に与える影響はない。
 つまり患者さんの言う理由はすべて根拠がないのである。そしてこの計測値は嘘でも間違いの値でもない。

貴乃花退職

2018年10月10日 05時59分59秒 | 日記
 先週、貴ノ花が日本相撲協会を退職した。さてこれからどうするのであろうか? 好むと好まざるとにかかわらず人気があるのでメディアは追いかけるであろう。
 噂では来年の参院選に出馬するかもしれないというのだ。ストリーは政治家になって、相撲協会の監督官庁経由で相撲界の改革(ある意味、意趣返し)をするかもしれないというのだ。

 でもそれだけはやめてほしい。横綱の名声、経歴に傷が付くような気がする。また彼は決して雄弁でもない。むしろ朴訥であり、また政治の世界も良く知らないのであるから、周囲の政治家から「いいように」利用されるような気がする。
 たぶん担ぎ上げられて乗せられてしまうような気がする。彼にその気がなくとも、彼の人気を利用しようとする政党、政治家はゴマンといるはずである。

熊本市議会 女性議員アメ舐め質疑 その4

2018年10月09日 05時41分38秒 | 日記
 一度、弱者になれば次も弱者の延長である。風邪をひいていて飴を舐めながら質疑したというのも「自分は健康を崩していますが頑張って質疑しています」という自己アピールにとれなくもない。
 一方メディアは「病人(弱者)になんてことを言うのか・・・、飴くらいいいだろう」という論調で報道する。もちろん普通なら議場で飴を舐めていても、質疑の時には取り出して、終わってからまた舐めればいいだけの話である。

 時代は違うが自分が小中学校のころ授業中飴やガムを噛んでいたら確実に殴られた。この女性市議の育った世代でも、殴られるまではなかったろうがオフィシャルな場所での飴やガムは「態度が悪い」という常識があったはずである。この女性市議の「許可なし我が子同伴」や「飴舐め質疑」はどうしたって、わざわざしなくてもいいのにわざとやっているようにもとれる。
 だから社会人としての常識がないのか、そうでなければ実はパフォーマンスに長けた希代の政治家なのかもしれない。
 女性市議に対してきつい言い方になった。でも一般世界の社会人なら普通はしない行動なので疑わざるをえないのである。またせざるを得なかったとしても、したら明らかに問題になるような行動を、突然、根回し、断りなくしたものだからこれは当然、問題にされるであろう。
 ちょっとした気配りができていないのでは議員にむいているのかどうか・・・。

熊本市議会 女性議員アメ舐め質疑 その3

2018年10月06日 05時39分43秒 | 日記
 この女性市議は「預けるところがどこもないので」と言ったそうだ。この言を聞いて、もしかしたら保育所の問題をアピールするためのパフォーマンスではないかとも勘ぐってしまう。
 今まで議場に乳児を連れて行った事例は過去にない。そこの世界で過去やられていないことを突然やったのである。常識あるなら7か月の我が子を議場に連れ来ていいかどうかは事前に関係者に相談・根回しをするはず。そこまで困窮しているなら議会も「今回だけは同席認めましょう」と寛大に対応するはずである。

 結局この唐突な行動は常識がないということになる。もしそれでも常識があるというなら、この行動はパフォーマンスに長けている政治家の自己アピールととるしかない。
 案の定、海外の議員から「よくぞやった」と称賛されているらしい。
 
 この目立つ行動はやはりメディアが飛びついた。そして彼女は子供を預ける保育所がない可哀そうな市議という立ち位置に立つことができた。そして待機児童に関する問題があればそれに入りやすくなるというものだろう。彼女は「弱者市議」「弱い者の味方」になれたのである。あとはメディアや市民が好意的に判官びいきしてくれるを待つのみである。

熊本市議会 女性議員アメ舐め質疑 その2

2018年10月05日 06時01分39秒 | 日記
 それぞれの社会には明文化されていないような暗黙のルール、・・・いわゆるそのコミュニティのみで通用しているマナーというものがどこにでもある。そのコミュニティに入ったらそこでのマナーに従わないと「浮いて」見えるし「出る杭」として扱われるだろう。
 どこの会社でも入社したらまずそこでのルールやマナーを学ぶのである。それがよくわからなければ、まずは周囲の人や先輩に「~のようなこと、したらまずいですか?」と相談するのが「普通の」社会人の常識である。

 この女性市議は初当選であるが、以前、議場に7か月の我が子を連れて行ったということで議場において周囲の議員から咎められたそうである。
 まず連れて行く前の日にでも、先輩市議や議長などに「連れて行ってもいいでしょうか?」と普通なら尋ねるのが常識である。
 たぶん現場で咎められたということは、事前相談、根回しなどしないでいきなりの行動であろう。この前代未聞の行動には周囲が拒否反応示すのは当然である。

熊本市議会 女性議員アメ舐め質疑 その1

2018年10月04日 06時03分32秒 | 日記
 熊本市議会での話。
 ある女性市議がアメを舐めながら質疑した際に、会場から他の市議に咎められた。その女性市議は「喉をやられているので咳で喋れなくなるといけないので浅田飴を舐めている」と答えた。
 しかし会場の別の市議からは「市議会のマナー違反」「市議会を冒涜している」と糾弾されたのである。
 
 賛否両論ではあるが、この女性市議は、以前市議会に7か月の我が子を抱いて出席し咎められている。彼女曰く「預けられるところがなかったので」と言っている。
 目くじら立てて怒る方も大人げないとは思う。しかし何となくこの女性市議のパフォーマンスかいな?と思ってしまうような行動にも疑問を持ってしまう。
 まあ、なんとなくどっちもどっちかあるいはちょっと穿った見方をすればこの女性市議に「乗せられている」んじゃないの?とも思ってしまうのである。

大坂富田林警察 脱走犯の逮捕

2018年10月03日 06時08分10秒 | 日記
 大坂富田林警察で勾留中の容疑者が脱走していたが、ついに1か月半ぶりに逮捕された。
 しかも逮捕は警察ではなく、万引きした際の警備員による身柄確保であった。警察の面目も大潰れである。

 それにしても、今治刑務所で収監中の受刑者の脱走も、万引き、窃盗を繰り返しながら1か月くらい逃走されている。あの時は山の中での野宿が得意な受刑者であった。

 今回は、どうやら日本一周の自転車旅行中の役柄を演じることで自分を消したようであった。どちらの逃走者も野宿や野外サバイバルが得意そうな感じである。
 もちろんこの2人を肯定しているのではないが、災害にいつ見舞われるかもしれない今の世の中、サバイバル能力に長けていることは得である。

 自分も若かりし頃、鈍行列車にのって、時には駅舎に泊まりながらの放浪旅行をしたことがある(サバイバルほどではないが)。
 体力と時間があればまたしてみたいとも思うがもうムリである。でもその頃を思うと懐かしくなる。
 上述の2人の行動をみていたら、まあシチュエーションこそ違うが、不謹慎にも当時のことを思い出したのである。


 

夏日

2018年10月02日 06時02分22秒 | 日記
 台風の次は真夏日の昨日であった。
 空は綺麗に晴れていたが、あさから気温がどんどん上昇し、昼すぎには33℃にまでなった。10月である。
 昼休みに外に出たが、確かに日差しは強く暑いのであるが、日蔭は涼しく吹く風は心地よい。

 明らかに真夏の時の33℃とは全く違うのである。真夏の33℃の時は吹く風は熱風であるが、家の中で窓を開けていれば汗をかくことはなかった。
 それにしても窓をあけるといつもながらに閉口するのは白山通りの交通騒音である。
 小さいころから五月蠅いのはわかってたが、近年拡張工事をしてまた交通量は増えた。うるさいのは超大型トラック、気筒数の少ない大型スクーターである。
 それが夜昼なく続くのであるからたまらない。

 まあでも自宅兼診療所なのでこれもやむをえないか・・・。

台風当たり年

2018年10月01日 06時19分14秒 | 日記
 外来の患者さんが「今年は台風の当たり年ですね」と言っていた。
 今年の夏は猛暑だったので自分は台風はたくさん発生すると思っていたが、やはりその通りである。海水温が高くなると湿った暖かい空気が上昇するのでそこで冷たい空気が下に入りそこで空気の対流で渦が発生するらしい。

 本日も都内の在来線は始発からストップしている。この交通機関の麻痺は打撃である。この人口密度の高い地域で交通網が遮断されれば、血流が遮断された臓器の局所と同じで「梗塞」状態になる。
 まさに交通網も重要な大元のライフラインである。

 東京は過密都市なので、些細な事でも「安全確認」が必要になる。しょうがないのであるが、もしかしたら日本で一番弱い都市だと思う。

 地震発生も含めてこんなに世界的に気象状態が荒れているのは自然現象というだけではないような気もする。もしかしたら地球は「怒っている」のかもしれない。今まで人間は地球に優しくないことばかりしてきたような感じである。・・・という言い方は地下核実験なんてことを今までしてきた各国を批判している・・わけではないのであるが。