六文錢の部屋へようこそ!

心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

読めない字当用漢字から外す

2008-11-18 15:37:57 | 川柳日記
 久々の時事川柳です。拙速の感は免れません。

 

  不景気を追い風にして居座る気
  本心は不景気続けいつまでも
  不景気が去れば手柄にするつもり

  ばらまきがばらつきとなる茶番劇
  呉れてやる有り難がれの給付金
  買収も政府がやれば給付金
  くれた分以上に消費税でとる

 

  昼下町夜はホテルのバー視察
  政務より葉巻やバーが似合う人
  読めない字当用漢字から外す

 

  作文が文民の統制笑う
  行間に軍靴の響き潜ませる

  落とし穴自分で掘って落ちるひと
  高名もいつか虚名になる定め
          (小室さん)

 

  乱高下してまた今日も胃酸過多
  株持たぬ身にも迂回をして被害

  惚れられで止められなくて出るくしゃみ
  隣家からくしゃみ聞こえる秋夜長
     類似句があったかも知れません。

 

  病床の母新米をもう研げず
    <昨年の句新米研ぐリズム確かで母達者




コメント (5)
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