六文錢の部屋へようこそ!

心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

「光あれ!」と叫んでみる。

2008-11-29 01:21:04 | 写真とおしゃべり
 花火は豪華だが一瞬で儚い。
 その点、冬のイルミネーションは、リフレインで何度も同じ像を見せてくれる。

 
          名古屋駅の今年のイルミネーション

 花火は遠花火というのも風情のうちだが、やはり多少近いところで観たいものだ。かといって、打ち上げ地点とは一定以上の距離を余儀なくされる。

 
        上のバリエーション。ツリーが赤くなっている

 その点、冬のイルミネーションは、その全貌が見える地点からも、またその電飾のまっただ中でも楽しむことが出来る。

 
          全体像が現れるまでのプレリュード

 花火を観る人も、イルミネーションの下を行く人も、みんな幸せそうである。私も含め、生きることに伴うお荷物をしばし忘れ、見入ることが出来る。
 苦悩のうちにある人も、係争のうちにある人も、愛憎のくびきに悩む人も、これら光の束のもとではくつろいだ気分になれる。

 
         イルミネーション下のバルコニーの人混み

 そこで愚考ではあるが、世界中で花火を上げ、イルミネーションを輝かせ続けたらどうだろう。
 ミサイルや劣化ウラン弾やクラスター爆弾を撃ち込む代わりにだ。
 あるいは自爆をする代わりにだ。

 
             とにかく楽しげである

 「世界は日の出を待っている」のだが、日の出がなかなかやってこない間のせめてもの慰みになるのではないだろうか。


コメント (2)
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