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イルミネーションはなぜ真冬なのか? 名古屋と岐阜

2010-12-22 04:09:56 | よしなしごと
 私はくだらないところに疑問を感じるので、前は何万とか何百万の発光体を用いてなぜイルミネーションなど飾りたてる必要があるのかと思ったのですが、これはどうも、光源の発光ダイオードというものがきわめて格安に出来るということでまずは解消しました。

       
        昨年の名古屋駅頭 下の白い部分が遠り抜けのテラス

 次は、なんでこんな寒い時期にやるのか、真夏だとかもっと暖かい時期にやればいいのではないかかということでした。ひとつの答えは、クリスマスや年末年始の商戦を盛り上げるためらしいのです。
 ようするに冬のボーナスで潤った懐を狙ったものです。

 でもそれだったら、夏には夏のボーナスを狙った商戦があり、夏の夜を飾ってもいいのではないかと思われます。夏だったら寒さをこらえて見る必要はないわけです。
 しかし、にもかかわらず、なぜ冬なのかについての説得力のある解答を見つけました。

       
    
       
          今年の名古屋は通り抜け部分のみでやや淋しい

 まずその一つは、ホームイルミネーションや並木道のそれなど、ようするに広葉樹(闊葉樹)の葉が散ってからでないと目立たないということです。
 もうひとつ、もっと説得力のあるのが日没時間との関係です。
 真夏のイルミネーションがその輝きを増すのは場所や時期によっても違いますが、午後七時半から八時です。
 そして、夏の商戦といえどもこの時間には既に閉店している店もあるわけです。

 その点、冬のイルミネーションは、四時半頃から光を増します。
 都会地での点灯はだいたい五時からのようです。
 ということは、夏に比べると三時間あまり多くその装飾を楽しめるということです。

 皆さんご存じでした? え? そんなこと知らないのはお前だけですって?
 やっぱし!

        

        
      今年の岐阜駅大階段 規模は小さいがすぐ近くで親しみやすい

 ところで、今年は名古屋駅ビルの壁面のイルミネーションがありません。
 テラス部分の通り抜けの電飾があるのみです。
 やはり、少し淋しいですね。
 どういう事情か分かりませんが、ここ2、3年、デザインがマンネリ気味でしたので、それを一新して出直すのでしたらいいでしょう。

 私の街、岐阜駅のものはその規模においても小さく、大階段を舞台にしつらえられたものですが、それだけに身近で、訪れた人たちがその前に立って写真を撮っています。階段の上から眺める人もいます。
 手の届くところにあるイルミネーション、それはそれで見るひとに親しみやすいものではないかと思います。

コメント (2)
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