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【日記らしい日記】恋に身をよじって泣くネジンボ

2012-06-25 17:07:53 | 写真とおしゃべり
 岐阜サラマンカ・ホールで開催されるコンサートなどの案内を送ってくれたり、割引チケットを販売してくれる「サラマンカ・メイト」の資格が今月で切れるよ~んというお知らせがありました。
 しばしばコンサートに出かけるし、案内をもらうだけでこの地区の音楽シーンとのつながりを確保できるとあって、失効してなるものかと早速出かけました。
 手続きは簡単、ついでに近未来でいいプログラムがあればこの際予約をと物色しましたが、それらしいものがなかったのでそれは断念。

               
                朝顔の緑のカーテンにはもう花が付いているものも

 そして県立図書館へ。今日返却のものが4冊、最後はピッチを上げて読んだのですがいずれもノートをとらなければならないもので、ついに最後の一冊の三分の一ぐらいを残してしまいました(余分なこともしてたもんなぁ)。
 で、カウンターで「この一冊だけ継続して借りたいのですが」と申し出てスンナリ了承を得ました。
 前に同じシチュエーションで、「次の方がお待ちですからだめです」と断られたことがあります。それからしばらくの間、その本に関するノートは空白のまま残されることとなったのですが、しばらくして再びその本を手にした折には、その問題への興味がすっかり失せていたこともありました。

      

 さらに隣の県美へ。ただいまは県展の開催中だが内部はご無礼して外回りの自然ウオッチング。芝生の生えている中になにやらつんつくと10~20センチぐらいのものが生えています。それが結構広範囲に分布しているのです。
 よく見るといわゆるネジンボです。
 この花、和名ではネジバナ(捩花)というのだそうですが、ねじり草ともいわれたりもするようです。私のいうネジンボウは子供の頃からそれを見つけると「あ、ネジンボウがあった」と言い続けてきたもので、その意味では「私的言語」です。
         
                                        ここに蜂さんが・・・
 
 巻く方向は左右それぞれだとのことですが、私が見た範囲ではいわゆる時計方向が多かったように思いました。
 特筆すべきは、園芸家などが珍重するという白い花のものが結構見られたことで、私がのぞき込んで写真を撮っていると、「あ、白いのがある」という家族連れの声が背後で。やはり珍しいのでしょう。
 蜂がやってきたのでチャンスと思ったら恥ずかしげに花影に潜んだもの一枚を残してどこかへ行ってしまいました。

 このネジンボ、源融(光源氏のモデル?)が百人一首で詠んだ  
  
        陸奥のしのぶもぢずり誰ゆゑに 乱れそめにし我ならなくに

 の「もぢずり」でもあるとのこと、「なるほど、身をよじってもだえたんだと納得。ただし、それが男性の仕草だとすると、五木ひろしが演歌を歌うときのようでいまいちだなぁと思ってしまいます。
 おなじ身をよじってもだえるのなら女性にしてほしいものです。
 そして、できれば私がそうさせたい(←バカ!)。
     
        
       <photo 

 本当は、この場所で定点観測しているお気に入りの南京ハゼの木を撮しにいったのですが、今回はすっかりネジンボに主役を占拠されてしまいました。
 申し訳程度に、南京ハゼと近くにあったエゴの実などを紹介します。

 
コメント (3)
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