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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

この歳になって恥ずかしいことだろうか?洗面台に咲く赤い花!

2018-02-03 00:18:22 | よしなしごと
 今朝はほんとうに驚いた。顔を洗っていたら洗面台に色鮮やかな赤い花が一輪また一輪と次々に咲いてゆく。
 はて面妖な、と思って見るとその赤い花は私の鼻から滴り落ちている紛れもない鼻血。エッ!鼻血なんて子供の頃以来出したことがないのに。しかも止まらない。ありあわせの紙で鼻を包み、ティシュのある場所まで行ってそれを右の鼻に詰め込む。

          

 しかしそれで収まる気配はない。詰め込んだティッシュにジワジワッと血液が溢れるのがわかる。たちまち何枚かのティッシュが鮮血に染まる。
 苦しいときのPC様で「鼻血が出て止まらない その対策は?」でググってみる。
 それは正解だった。というのは子供の頃鼻血が出たときは、仰向けに寝たり、首の後を空手チョップ風に叩いたりしたものだが、そのどれもが誤りだというのだ。
 むしろ、うつむき加減にし、小鼻を10分ほど抑えていると止まるとある。さっそく試す。
 そこには、30分経っても収まらないようなら医療機関へ行けとも書いてあった。

 しかし、今日は前々からの約束で、遠来の友人を迎えることになっている。なんとかこの場で収めたい。10分経った。前のようにダラダラ流れる感じはなくなったが、まだジクジクした感じがある。そこでもう10分試みる。今度は大丈夫そうだが、また出て来るのではないかという不安は拭えない。

            

 右の鼻にティッシュを詰め込み、マスクの内側にティッシュを折りたたんだものを入れてなんとか体裁を整える。
 そうこうするうちに約束の時間が迫ってきたので出かける。あまりマスクをする習慣のない私には、マスクと、内側に挟んだティッシュ、それに右の鼻の穴を塞いだ状態が実に煩わしい。これで左もダメなら窒息死だ。
 なぜ鼻の穴が二つあるのかをこの歳にして身をもって理解し、ありがたいと思った。

 鼻をかむな、水分を控えろ、などの注意事項もあって午前中は神経を使ったが、徐々にそれにも慣れてきた。
 そして昼食。マスクや鼻栓をしていては飯は食えない。朝から食べていないから空腹だ。
 で、全部かなぐり捨てて飯を食う。特に異常はない。
 それで安心して、午後の予定をこなすことができた。

 夕刻、帰宅してから、念のために血圧を測った。上が158とやはり高い。ただし、ちょっと急いで高ぶった状態で測ったので、何度か深呼吸をしてから測り直したら、130-72というまあまあの値に落ち着いた。

            

 ところで、何もしていないのになぜ鼻血がと調べたら、以下の原因が考えられるという。
 アレルギー性鼻炎、高血圧、白血病、肝硬変、血友病などなどだが、どれも怖い。
 で、その対策はというと、「ルチンを採れ」とある。ルチンとはなんぞやというと、「蕎麦、ほうれん草、レバー、なす、トマトなどに豊富に含まれている」とある。
 ん?あいにくどれも在庫がない。あ、蕎麦は乾麺があった。
 でも、明日だな。今日はあるものを食べておこう。

           
 
 ところで、ワインだが、赤はあの今朝の「赤い花」を思い出すからやめておこうかな。
 「赤い花」といえばガルシンの小説。高校時代、今はなき西垣書店という古書店で買って読んだことがある。
 内容はすっかり忘れた。夢野久作の『ドグラ・マグラ』と共通点があったような、なかったような・・・・。
 明日の朝、洗面台に立つのがちょっと不安。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (花てぼ)
2018-02-03 21:39:42
いやあ、ご心配ですね。
「ルチン」を摂るための食材が、今私が苦労している味覚の異常を取り戻すのに必要な食材に似ていてびっくりしました。私の場合は「亜鉛」を含む食材ですが。
でも今は、それはあまり意識せず食べたいと思うものを食べています。でも一向に良くなりません。
明朝の六文銭さんの鼻の状態が無事でありますように!
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応援団です。 (六文銭)
2018-02-04 23:26:19
 ご闘病の様子、次第によくなられ、いろいろな麺でのご活躍も以前にお戻りになられたようで、安心しながら拝見していますよ。
 味覚障害は抗癌剤の副作用のようですね。そのための亜鉛でしょうか。以前、亜鉛を多く含んだ食材として牡蠣を挙げていらっしゃいましたが、なんとなく、さもありなんと納得していました。たんなるイメージですが。
 鼻血は60年ほどまったく経験していなかったのと、止まるのにいくぶん時間を要したせいもあって、いささか驚きましたが、どうやら一過性のものだったらしく、いまはなんともありません。
 味覚が完全に戻るといいですね。ものを食うというより、味を食うのが人間の文化の一環ですから。
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