■寒くなったらこれ!今季初の定番あったか料理=おでん。
右側はスーパーで買った既成の詰め合わせ。左側、人参、大根、こんにゃく、キャベツは新たに仕込んだもの。
コンセプトは「出汁を濁らせない」。そのためにはまずひとつははんぺんなどの油ものは一度湯通しをして油切りをする、大根、こんにゃくなども予め下茹でをしてアクを出さない。さらには、グラグラ沸騰させずにゆっくり味を沁ませる、などが必要。
はじめての試みはキャベツ。細いキャベツロール風だが中身はない。ただキャベツの葉を巻いただけ。実はこの日、キャベツを買った。普通、キャベツは外側の色濃く硬そうな葉も付いていて、その硬そうな葉をその場に設えてあるゴミ箱に剥がし捨てて来る人も多い。貧乏性の私は、特に汚くはない外皮はそれを付けたまま持ち帰ることが多い。
その外皮を3~4枚、剥がして下茹でにし、それを巻いて爪楊枝で止めたのがこれ。これが結構うまい。柔らかく味が沁み、甘みも出ている。他の具材の合間に食べると、箸休め風の気分転換にもなる。
■以下はいつもの昼麺物語。
まずは睡眠不良で食欲がないときに作った青菜野菜のみのきしめん。多めの柚子を添えて食べた。
次は味噌煮込みうどん。動物性タンパクにとウインナーが入っているところがご愛嬌。
これは白菜と牛肉の肉うどん。牛は前日の夕餉の余り物。賞味期限当日で半額になっていたものを焼いて食べた。
名古屋めしの一種にあんかけスパがあることは知っていたが、外食で食したことはない。まあその言葉からだけでなんとかなるだろうと残り物の野菜に適当に味付けし、あんを作りぶっかけた。賞味期限のソフトサラミがあったのでそれも乗っける。
その付け合せがワカメと豆腐の赤だしとはなんといういい加減さ。
豚肉と白菜、しめじのあんかけそば。寒い時期のあんかけは最後まで冷めずに食することができる。
むかしっからある店で、随分前には、お会計の段になると親父が5つ玉のそろばんで計算し、腹当の丼がけをレジ代わりに、お札を投げ込み、お釣りも取り出していた。
これが私の「ちょっと贅沢」の中味。でも満足。