FaceBookでの標題の催しへの参加の続きです。
「7日間ブックカバーチャレンジ」第三夜はニーチェの『この人を見よ』です。たぶん、この岩波文庫で読んだのが最初だと思います。なお、ニーチェのこの書ということではなく、これを皮切りに読んだニーチェの一連の書が対象です。
実存主義の流行時にももち出され、ニューアカブームでも登場しました。そして、いまもなお参照され続けています。
それだけ彼の思想は奥行きも、その可能性をも秘めていると理解しています。
その風貌や猛々しい物言いから、尊大な人物像を想像しがちですが、実際には、繊細で物静かな人だったようです。
「7日間ブックカバーチャレンジ」第四夜はフロイトの『<wbr />精神分析入門』です。いまは文庫本しか手元にありません<wbr />が、最初に読んだのは教文社のものだったと思います。訳<wbr />者もこの訳者でしょう。もちろんこれに続き、フロイトの<wbr />一連のものを読みました。
人間とは自分がこうだと思っているようなものではない<wbr />こと、常に、すでに外部にさらされて、自分の中に他者を抱えながら生きていることを強烈に教<wbr />えてくれました。
その意味では、第三夜でのニーチェ、後で述べる予定のソシュー<wbr />ル、そしてマルクスなどもそれぞれ別の面からそれを語っ<wbr />ているといえます。