六文錢の部屋へようこそ!

心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

「虫ですが何か?」と六の時事川柳 06.7.2

2006-07-02 18:07:44 | 川柳日記
 

 
 上の写真は、網戸にとまった虫を内側から撮ったものである。
 網戸のひと目が約1ミリ角であるから、胴体だけだと6ミリ、全長でも1センチを切るぐらいの虫である。

 ところで最近、網戸にとまった虫を殺す殺虫剤が売られている。
 網戸で守られ、その外に止まっているものまで殺さなくてもと思ってしまう。
 まるで、大量殺戮兵器をもっているから危険だというので、イラクへ出かけてそこの人々を殺すようではないか?

 また、蟻専用の殺虫剤もある。確かに、家の中で砂糖や菓子などをこぼすと、いつの間にやら蟻の行列が出来ることがある。昔なら、その原因物を除去し、蟻をほうきで掃き出すなどして、その死傷を最小限にとどめたものである。
 ところが昨今のものは、ノズルを巣穴に突っ込んで、その巣ごと全滅させてしまう。蟻たちにとっては、原爆を落とされたような大量報復殺戮である。

 一部の園芸家などにとってはやむを得ないかも知れぬが、それほどまでにして周りの虫を退治しなければならないのか?
 
 虫が死ぬということは人畜に全く無害ではあるまい。
 いささか偏執的とも思える殺虫剤の散布が、回り回って人類をも毒するのではとも思うのだが・・。


<今週の川柳もどき> 06.7.2

 プレスリーが墓で驚くはしゃぎぶり
  (小泉氏の修学旅行

 一億を忘れっぱなしで逝った人
  (橋本元総理。何はともあれ合掌)

 骨太が庶民のすねを細くする
  (結局消費税などの増税

 ノーパンバクチやめろの打ち合わせ
  (日銀倫理規定の見直し)

 愛国の熱が冷めたでやや静か
  (本当にサッカーの好きな人だけが残った)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする