上の写真は、網戸にとまった虫を内側から撮ったものである。
網戸のひと目が約1ミリ角であるから、胴体だけだと6ミリ、全長でも1センチを切るぐらいの虫である。
ところで最近、網戸にとまった虫を殺す殺虫剤が売られている。
網戸で守られ、その外に止まっているものまで殺さなくてもと思ってしまう。
まるで、大量殺戮兵器をもっているから危険だというので、イラクへ出かけてそこの人々を殺すようではないか?
また、蟻専用の殺虫剤もある。確かに、家の中で砂糖や菓子などをこぼすと、いつの間にやら蟻の行列が出来ることがある。昔なら、その原因物を除去し、蟻をほうきで掃き出すなどして、その死傷を最小限にとどめたものである。
ところが昨今のものは、ノズルを巣穴に突っ込んで、その巣ごと全滅させてしまう。蟻たちにとっては、原爆を落とされたような大量報復殺戮である。
一部の園芸家などにとってはやむを得ないかも知れぬが、それほどまでにして周りの虫を退治しなければならないのか?
虫が死ぬということは人畜に全く無害ではあるまい。
いささか偏執的とも思える殺虫剤の散布が、回り回って人類をも毒するのではとも思うのだが・・。
<今週の川柳もどき> 06.7.2
プレスリーが墓で驚くはしゃぎぶり
(小泉氏の修学旅行)
一億を忘れっぱなしで逝った人
(橋本元総理。何はともあれ合掌)
骨太が庶民のすねを細くする
(結局消費税などの増税)
ノーパンとバクチやめろの打ち合わせ
(日銀倫理規定の見直し)
愛国の熱が冷めたでやや静か
(本当にサッカーの好きな人だけが残った)