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昨日はマラソンにロキソニン?というネタから、ワイン造りに展開させようと思って、やめたところ。
そう、マラソンの大会で、軽い靴を履くのも、大枚はたいてサポーター・タイツを履くのも、膝にテープを巻くのも、アミノ酸サプリを飲んだりするのも、ひとえに楽に早く走りたいから。
その上で、ルールは守らなくてはいけないので、近道を通ってはいけないし、ドーピング薬物も禁止。
では、ドーピングにひっかからない、ロキソニンは良いのか?
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同じことがワイン造りにも言えますよね。
「テロワール」を大事にするワインで、どこまでやってよいのでしょうか?
その一つは、香り。
「同じ品種でも、北向きの斜面により増幅される日中の暖かさと夜の涼しさのギャップが、このワインの独特な香りに繋がっている」
などと言われたりしますが、、、、、。
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最近のトピックの一つは、リナロール。
加齢臭のノネナールではありませんよ。ワインの重要な香り成分の一つだそうです。
今年8月のメルシャンさんの論文によれば、そのリナロールがブドウ中に生まれるには果実への受光が必須であることを明らかにしたそうです。
そして、ブドウ畑に光を反射するシートを敷くことで、ブドウ中の香り(リナロール)が増加することも実証したとのこと。
↑右側の写真が、畑に敷かれたシートで、グラフはシートがあるのとないのとでリナロールの量が数倍違うことを示している。
出典:
Sasaki K, Takase H, Matsuyama S, Kobayashi H, Matsuo H, Ikoma G, Takata R(2016):
Effect of light exposure on linalool biosynthesis and accumulation in grape berries.,
Biosci Biotechnol Biochem. 80(12):2376-2382.
「シートを敷くと、香りが高まる」って、ある意味すごい発見ですね。
簡単ですので、真似をする人も出てきそう。
「同じ品種でも、北向きの斜面により増幅される日中の暖かさと夜の涼しさのギャップが、このワインの独特な香りに繋がっている」
が、そのうち、
「同じ品種でも、特殊技術を使ってアルミ蒸着させた反射シートを傾斜10度で南向きと北向きに互い違いに設置することが、このワインの独特な香りに繋がっている」
になってしまうのでしょうか。
この位ならどんどんやって!という人がいる一方で、「フン!」と言う人もいるのでしょうね。
ちなみに、この技術によるブドウで造られたワインがもう市販されているようです。
こちら
「シャトー・メルシャン 大森リースリング 2015」です。
早速買ってみようっと。
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