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連日1面、なのですが、、、、、、
一昨日、昨日の日経の1面にお酒関連のネタが出ていました。
一昨日
ビール系飲料の税額統一、話でした。
(こちらの記事のヒット数が急増したのもこれが理由のようです)
昨日
インバウンド向けの蔵元での酒類購入の免税、です。
どちらも突っ込みどころ満載なのですが、お酒と同じく「先入れ先出し」ということで、一昨日の税金の方からネタにしましょう。
ビール系税額 26年統一 ビール1缶22円減/「第三」は消滅へ
政府・与党はビール系飲料にかかる酒税の統一を2026年10月に完了する方向でビール会社と調整に入る。ビールと発泡酒、第三のビールの税額差を3段階で縮小・統一する。似た味の飲み物なのに税額が異なる日本特有の市場のゆがみを是正する。一方で経営に影響が出るビール会社や消費者に配慮するため、一本化まで約10年の激変緩和の期間を設ける。
発泡酒が「発明」されたのが1994年ですから、その時以来の一種の税制のゆがみというか矛盾が、20年以上経ってからやっと是正の方向に向かうようです。
是正の完了が2026年(経過措置が10年)というのも、この問題の深さを感じさせます。
後講釈であれば何でも言える、というより、この問題をちゃんと検証することが必要でしょう。
まず、この問題が起こったのは、①ビールへの課税が他の種類に比べ高い、ことがベースになっています。
その中で、1989年の消費税制度の導入に際し、自動車は貴金属などへのぜいたく税(個別間接税)が廃止の方向になったり、お酒もウイスキーなどは大きく減税の方向になったのにも係わらず、ビールへの課税は消費税分くらいしか減らなかったことがあります。
これに対抗する形で「発泡酒」が「発明」されたわけですが、その背景には、②発泡酒(やその後に出ることとなる第三のビール)への拒否感の無さ、があったから。
(昔から「ホッピー」というものがあった、こともこれに関係しているでしょう)
そしてさらにその背景には、③我が国ではドイツのビール純粋令のような制度もなく、あるいは文化的な規範もなかったこと、があると思われます。
その中で、最も問題だったと思われるのは、「発泡酒」が提起した税制の歪みや、ビールとは何かという食文化的な議論に対し、④当局が(悪く言えば場当たり的に)2003年に「発泡酒増税」を行った、こと。
これで、「ああすればこうする」という抜け道合戦になり、「第三のビール」の開発につながったわけです。
(そしてこれが、健康系のビール系飲料につながった、のが一種のけがの功名ですね)
それにしても不思議ですね。
日本酒では近年、「醸造用アルコールはダメ」といった純米酒志向が高まっていながら、ビール系の場合は「ビール味のアルコール」とも言える第三のビールが着々と売り上げを伸ばしています。
(色々な方のブログなどを読んでいると、うるさい日本酒マニアの方も第三のビールを飲んでいるようですし)
やはりこの辺り、「日本」を関する日本酒と、舶来もののビールへの想いの違いなのでしょうか。
と、徒然書いていて、何を言いたいのか、わからなくなってしまいました。
まとめになっていないけど、まとめるとこんな感じでしょうか。
・今回の見直しの契機は二度とないチャンスです。「酒類のあり方」「酒税のあり方」をちゃんと議論して、あるべき姿を明確にして下さい。
・経過措置も重要ですが、時代は変化します。さっさとやっちゃいましょう。
よろしくお願いしますよ。
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