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昨日、ジョギングがてら赴いた、ビールの輸入@ドイツフェスティバルのことを書きましたが、その帰り、近道として通過したのが
こちら
国立新美術館、です。
この地区の再開発で10年くらい前にできた、とても(たぶん日本で一番)広い美術館。
25年くらい前、ここにあった実験水槽で、お手製の水中温度計の試験をしてもらい、見事に水漏れさせたのを覚えていますが、その頃のおどろおどろしい建物が立派な美術館になりました。
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ただ、ここの名前「国立新美術館」、ちょっと変ですね。「首都大学東京」みたいな感じ。
ついでに、一部では有名ですが、英文名称も「THE NATIONAL ART CENTER-TOKYO」となっていて、「MUSEUM」でも「GALLERY」でもない。
実はこの英文名称にはちゃんと理由があって、もともとの発想が箱貸しを目的とした箱モノ建設で、自らコレクションを持つわけでもなく、学芸員を置いて企画を行う訳でもないことから、それを「MUSEUM」「GALLERY」などというのは国際的にもマズいということで、「アートセンター」に落ち着いた、と当時メディアを賑わせました。
現在は学芸員も数名置き、企画等も行っているようですが、やはりイベント会場という印象は強いですね。
企画研究や文化の蓄積に力を入れる「MUSEUM」「GALLERY」的なものと、一般への普及(や芸術団体への便宜供与)に力を入れる「イベント箱」的なもの、どちらが良いか、一概には言えませんが、少なくとも「後者しかない」社会は文化果つる状況になること、想像に難くありません。
これ、研究や研究者の育成まで行う大学と、教育サービス機関としての大学との関係にも似ていますし、実は昨日書いた、お酒を扱うスタイル、とも似たようなことがありますね。
お客様の隠れたニーズを捉えるとともに良いお酒を見出し育み、時には啓発するのが前者の「MUSEUM」「GALLERY」的なもので、売れる酒(売れた酒)を分配する効率的な仕組みが後者の「イベント箱」なのでしょう。
こちらも、「後者しかない」社会は何ともさびしい社会になりそうです。
流通業という商売からすると、どちらか(特に「MUSEUM」「GALLERY」)に徹するのは難しいですが、こういう姿勢は大事にしたいですね。
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